補足。

    うちの殿の場合です。

    新聞の記事にもありますが

    知的障がいやいわゆる自閉症

    などと呼ばれている症状のある人

    はたいてい、いやほとんどが

    脳にダメージがあります

    うちはインフルエンザのウイルスが

    悪さをして

    主に前頭葉にダメージをくらいました

    前頭葉ってすごく大事なところで

    感情をコントロールする場所でも

    あります…


    ここがやられているので

    我慢ができません

    欲望のままです真顔


    これをコントロールして

    おぼえていくものですが

    すっかり抜け落ちているので

    やりたい、ほしい、などなど

    これを止められたときに

    ことばでいい返せない殿は

    手がでてしまいますグー


    ちいさいうちは

    まだこちらのほうが上なので

    だまくらかすチョキことも

    できていましたが

    小さいお子さんもそうですね

    だんだん知恵がつくと

    騙せなくなってきます


    思春期と重なると

    もっとコントロールができません


    本人にもわからない何か

    たぶんエネルギーのかたまり

    運動や趣味とかで発散できない

    こんな子たちはタラー

    それが暴力となって

    家庭や学校、作業所などなど

    手に負えない子になってしまいます


    うちの殿は中3くらいから

    コントロールがききにくくなり

    学校を卒業して、

    作業所にいくようになってから

    ひどくなってきました。


    よく、自閉症のお子さんは

    学校生活は変化(行事とかね)

    があって落ちつかないけれど

    作業所だと毎日ルーティンだから

    いいのよ、と聞きますが

    うちはそれが裏目に出た感が

    今思うとありますね。


    最初はわたしに手がグー出て

    髪の毛を引っ張る

    押す、上に乗っかっられる

    肋骨のひびは治ったと思ったら

    また、で。

    ひっかかれたり、たたかれたりで

    あざも絶えませんでした


    てんかんの治療で継続して

    かかっていた小児科の先生に

    成人しているために

    転院をすすめられていたときで

    そのときはじめて

   強度行動障がい

   のことを聞きました。

    転院先は自閉症の専門医で

    リスパダール以外のお薬も

    処方してくれましたが

    わたしだけではなく

    止めにはいった父にも手がでる

    作業所でも、

    支援員さんに手を出すようになり

    最終的には

    病院から入院を勧められました。


    落ちついて

    今、離れてみれば

    最中には

    痛い思いを何度もしたので

    殿を怖がったり

    いやな気持ちをぶつけていた

    かもしれません。


    そしていちばんの後悔は

    殿の荒らぶる気持ちを

    わかってはあげられなかったこと。


    入院の話はまたいつか。

    とても、とても後悔した入院です

    どこか前に書いたかな。


    うちは今は落ちついています

    ただ前科もちなので

    支援のところには

    ちゃんとついています

    これによって

    支援員さんを厚くしてもらえるので

    ついててよかったチューのかな。