5月5日、NHKで21時から、

サカナクションの山口一郎さんの

特番をやっていたのですが、

ご覧になった方、いませんか?


「NHKスペシャル 山口一郎"うつ"と生きる〜サカナクション 復活への日々〜」


番組の事を知り

どうしても見たくて、

珍しくテレビ📺番組をチェックしていました✅


わたし自身が、うつ病を患ったのは

30代の時です。

パニック障害が悪化し、

徐々にうつ病に移行して行ったのですが、

はっきり、いつからいつまでが

うつ病だったか、振り返ることはできません。


ただ、ひたすら長くて、真っ暗で

先が見えなくて、不安で苦しかったこと

今でも色濃く心に残っています。


現在、日本では、15人に1人の割合で

生涯に、うつ病を発症する方がいるそうです。


「意外と多いな」というのが、

わたしの印象でしたが、

その割に、あまり病状のことを

よく知られていないように感じます。


山口さんが、番組内で

仰っていたことを、「」書きにして

わたしが当時感じていたことと一緒に、

少しみなさんにもお伝えしたいと思います。


「本当つらいから」

本当にそうです。

つらい以外、なかった。


「朝、絶望する。夜、メンタルしんどい」

朝、起きた瞬間に、自分が生きていること

また1日が始まることに絶望感を覚えました。

1日、何もできないで過ごし、

夜、そんな1日を振り返り、しんどくなります。


真夜中歩き回る」

わたしもやっていました。

まだ旦那さんと同棲していた当時、

彼は夜勤もある仕事だったため、

一人で家にいるのが辛くて

深夜のコンビニや、マクドナルドを

うろうろしていました。


「好きなものからできなくなっていく」

大好きなはずの食事の時間が辛かったです。

全く味がしなくて、砂を食べているようでした。

泣きながらご飯を食べました。

絵も全く描けなくなり、

外出もしなくなりました。


「圧倒的な孤独と不安」

誰かが側にいてくれても、

いつも一人でいるような孤独と不安を感じました。

寄り添っていてくれた、旦那さんを思うと、

本当に申し訳なかったです。


うつ病ってなんなのですかね?


色々なものを奪われ、

動けなくなる自分を

どうすることもできず、

ただ、絶望し、眠り、自暴自棄になり、

時には自分を傷つけました。


もう、あんな辛い思いはしたくない。

今は強く思います。

そして、あの時、死ななくてよかった。


最後に山口さんが仰っていました。

今、現在の彼の思いです。


久々に明日のことを考えず、

今のことだけ考える」


「自分で一個諦めた。

昔の自分に戻ること」


その言葉を噛み締めました。

今の自分を生きること。

どんなカタチでも、生きること。


今、生きていることの幸せ。


今回の特番は、9日の深夜にも

再放送されるようです。


今、同じ病気で苦しんでいる方、

そのご家族、

全く、うつ病とは無縁の方も

自分には全然関係ないと思わないで

見て知っていただけたらいいなぁと思います。