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2/20(金)~21(土)に大久保の日本電子専門学校で開催された,オープンソースカンファレンス2009 Tokyo/Springに出展してきました.

はりぼて友の会として出展してきたのですが,KOZOSははりぼてOSをベースにしているというわけではないのでちょっと異質というか間借りするような感じで申し訳ないなーと思っていたのだけど,ほとんどのひとに「はりぼて友の会は自作OSの会と言ってもいいのだから全然OKでしょう」と言ってもらえました.感謝感謝ですね.

いやー,OSC楽しかったなー.やっぱり自分の作った成果を紹介するってのは楽しいもんだねえ.思った以上にアットホームで(というより,まったく予想していなかった),他のコミュニティのひとや来場者などいろんな人と話せたし,初参加にもかかわらずとても楽しむことができました.KOZOSの説明を聞いてくれた大勢の方々はわたしの拙い説明に時間を割いていただいて,どうもありがとうございました.はりぼて友の会のひとたちやその他のブースの方々もいいひとばかりで,いろいろ面倒見ていただいて感謝です.

次回はぜひ独自ブースで参加したいなあ.あ,でもそのためにはプロジェクト名というか団体名(現状でぼくひとりなのだけど)を決めないといかんなあ.

で,KOZOSの今後なのだけど,いろんなひとと話して思ったことなのだが,やっぱし実ハードウエアでも動かないとインパクトが弱いかな,と.実はとあるPowerPCのボード上で動いた実績はあって,まあ公開せずにそのまま放置してあるのだけど,今後はもっと実ハードウエアへの移植を積極的にやっていこうかな,と思う.展示でも,デモで実ボードで動かしていたら興味そそられるしね.

ということで,リアルタイム性の追求がひと段落したら,次は実ハードウエアへの移植を進めていきたい.KOZOSの方針として「パッと試せる」というものがあるので,手に入りやすいボードをターゲットにして,クロスコンパイルのビルドとか開発環境の構築,ファームウエアのダウンロード方法なども詳しく解説したい.

ターゲットCPUは,まずはPowerPC,あとSHかアーム,個人的に好きなMIPSかな.まあ割り込み処理とスタートアップとコンテキストスイッチ部分だけアセンブラで書けばいいだけなので,それほど難しくはないだろう.とりあえずひととおりやってみたい.

問題はターゲットボードなのだけど,入手が用意で安価で使いやすいもの,という条件になるけど,うーん何がいいだろう.MicroblazeになっちゃうけどSUZAKUとかいいかもなあ(Virtexのやつは高そうだし).もしくは(Interfaceについてる付録基板とかいいかも.PowerPCならOpenBlocks玄箱かな.ていうか玄箱ってARMのやつもあるのね.それでもいいかも.SHだったら...うーんどうしよう.

あとはやっぱし組み込みOSとしてのウリをつけたいなあ.今考えているネタはちょっといろいろ(山のように)あるのだけど,もうちょっと発展させていきたいね.