我が家で飼っていたエボシカメレオンが8ヶ月前に卵を産みました。その数、なんと41個!

 

もともと、数年前に体色のあまりの美しさにみとれてオスを一匹飼うことにしました。この個体はすごく懐いてくれたのですが、すこし弱くてよく体調を崩しました。けっきょく一年ちょっとで死んでしまいました。この末期が感動的で、静かに目を閉じて、体色がスーッと白くなって旅立つのです。ちなみにカメレオンは怒るとすごく毒々しい色になります。またなんでも色を変えるというのも迷信で、そこに同化する程度の色味しか変化はしません。

 

 

せっかく飼育道具があるのになぁとペットショップを覗くとツガイで売っていたのです。それも破格で……。飼育のノウハウはあるので思い切って、ふたたび飼うことにしました。今度の個体は(特にオス)強くて、ワイルド(野生種)のようでした。身体のサイズはメスの倍ほどありました。ある日、交尾らしき動きをしていたのですが、なにぶんその辺の知識が乏しい私たちは見守るしかありませんでした。

 

しばらくしてどうもメスのお腹が大きくなっているような気がしましたが、さほど気にかけず(どうしようもなく)普通に世話をしていました。すると、ポトリ……ポトリ……と次々に卵を産み落とし始めました。

 

慌てて、タッパーに水苔を敷いて卵を並べてやりました。その後、オスはどう猛になってメスをいじめるので別のゲージにしましたが、メスは食欲が止まりしばらくして死んでしまいました。

 

知識のない状態で卵をどうするか?ネットでいろいろ調べて見よう見まねと勘で、温度と湿度の一定化、ふ卵器が必要だと判断しました。しかしその手の専用器具はベラボーな金額なので、温度が26℃に設定できる食用保温器(飲み物など温める冷蔵庫の保温板)を安価で仕入れました。

 

ネットの情報では「ふ化には6ヶ月〜10ヶ月」とあり、卵自体が少しずつ成長することもわかりました。落ちた(死んだ)場合は変色し、カビが生えることもわかりました。そこから気長に温度と湿度のみを保つ日々が続きました。

 

 

 

 

そして8ヶ月経った今月、一つまた一つと殻を破り、小さな赤ちゃんが誕生しました。30匹ほどの新しい命に恵まれました。初心者としては上出来……実は今回、わたし自身はほとんど世話をしておらず、家族の努力の賜物だと感謝しています。

 

 

今後のことを考えると「大変じゃないか?」と心配してくれるお声もありますが、今は素直に誕生を喜び、次なる挑戦……まずは小さな個体がいかに餌を捕食するかをテーマに飼育したいと思います。さいわい、父が遺した小さな温室(蘭用)があり、そこで蝶でも飼おうかと考えていたので、そこでじっくり飼っても良いかなぁと考えています。気長にやっていきます。