漁港巡り、今回は兵庫県の高砂から「焼きあなご」を取り寄せた。



「高砂」
高砂は、兵庫県の播磨南東部に位置する市で、「たかさご」とは、砂が河口で堆積して盛り上がった状態を表す古語「たか-いさご」が転訛した、地形を示す一般名詞。「高砂」が加古川近辺の寄港地を示す地名として認識されている。

下村本焼あなご

下村本焼あなごの祖は、祝い時に必ず謡われる謡曲「高砂」に登場する 尉姥(おじいさんとおばあさん)にちなんで、夫婦串(2匹刺し)夫婦睦まじく又、子宝串(3匹刺し)子どもに恵まれてと言う想いの製法をあみだされた。

こだわりは、天然のみのあなごを使用しており、いくつもの厳しい鮮度分けにより、新鮮で脂のりの良い良質なあなごが本焼へと生まれ変わ?。

背開きが一般的な開き方ですが、本焼あなご下村のこだわりの一つは「腹開き」。鮮度が命である新鮮なあなごを 手際よく開くのは職人の技。 もう一つのこだわりは「頭割り」と言う製法。一番腐りやすく、生臭さが残りやすい頭を割ることで、頭の先から尻尾の先まで香ばしく焼き上がります。 そして三つ目のこだわりは、他社では頭と尻尾のみに串を刺し反り返らないように 鉄板で押さえて焼くのが一般的ですが、おなかにも串を打つことで反り返りを抑え、鉄板で押さえつけない為ふっくらと焼き上げることが出来る。


「焼あなご」

串から外して穴子丼にしてみた。瀬戸内の方でとれた小さめの穴子をタレでふっくらと焼き上げており、かなり美味しい。



脂が逃げず持ち運びの際に形が崩れないよう2尾のあなごを5本の竹串に刺している。贈答品などには良いと思う。