漁港巡り、今回は静岡県浜名湖に「浜名湖鰻と車海老」を食べに行った。




「浜名湖」
浜名湖は、静岡県浜松市、湖西市にまたがる湖。  ウナギ、ノリ、カキ、スッポンなどの養殖が盛ん。
浜名湖独特の伝統的な漁法であるたきや漁が有名で、スズキやキス、カレイなどが採取されている。

「魚の直売所」
浜名湖のすぐ横にある、獲れたて市場 よらっせYUTO。隣の市場で仕入れた獲れたての浜名湖の海の幸(車えび・ドーマンガニなど)の販売を行っている。

この日も車海老とドーマンガニを販売していた。車海老はほぼ毎日店頭に並んでいるいう事。

こちらは、浜名湖養魚漁協組合内にある漁協直営の鰻売店。


浜名湖鰻の、白焼、蒲焼、長焼真空パックなどが販売されている。

浜名湖鰻
●うなぎ科うなぎ属
●旬は秋から冬
●世界中の熱帯から温帯に生息

100年以上前に浜名湖がうなぎ養殖に最適な場所であると判断して、うなぎの養殖が始まった。
クロコウナギから育ててきた養殖方法では生産量に限界があるとして、シロコウナギから育てる方法を確立し、生産量を大幅に増やすことができるようになった。
浜名湖周辺でうなぎ養殖が発展したのには、養殖に必要な水が三方原台地の豊富な地下水から供給されたこと。、うなぎの稚魚が浜名湖に遡上し、手短に採捕できたこと、 後背地から飼料となる養蚕サナギの供給を十分受けられたこと、年間平均気温が15℃前後であること、浜松が東海道の中間点という物流にとって好立地であったこと。

浜名湖の車海老
十脚目クルマエビ科
●インド太平洋沿岸の内湾砂泥底に生息する 
天然物のクルマエビの旬は6月~8月、養殖物の旬は12~2月にかけて

浜名湖では高級エビであるクルマエビに対して、1934年の浜名湖分場創設当時から養殖等の研究が行われていた。
浜名湖におけるクルマエビの栽培漁業は1972年より始まった。
浜名湖に生息するクルマエビは体長70~120mmと小型だが、120mm以上になると外洋である遠州灘に出て親エビとなる。天然のクルマエビは、遠州灘で孵化した幼生はそこで1ヶ月間浮遊し、潮の流れに乗って浜名湖に入り込み、早いものでは産卵した年の夏から漁獲され、遅く生まれたものは湖内で冬を越し、翌年の春には漁獲される。
浜名湖クルマエビは築地市場において最高ランクの評価を得ている。  

「茹で車海老」
シンプルに車海老を茹でただけだが、美味しいい。プリッとした食感ではなく、ジューシーな感じ。他で見る車海老よりも小柄。

「うなぎの刺身」
こちら、大変珍しい食べ方をさせて貰った。うなぎの刺身。うなぎの刺身は見たことがない。理由は、ウナギの血液に「毒」があるから。
浜松では、血抜きなどの処理を丁寧にすることで、刺し身として提供している。
浜松の魚魚一さんで頂いた。

「うなぎの蒲焼」
うなぎの蒲焼。浜松は本当にたくさんの鰻屋があり、捌き方も関西、関東が混じっており、焼き方も蒲焼から白焼きから色々ある。