(フットボールの熱源)選手が考えるまで待つ②
2010年8月4日付 日本経済新聞朝刊
の前日ブログを読んで頂きましたでしょうか?
http://ameblo.jp/kozo-world/entry-10621341212.html
<本文>
選手たちは大会で優勝したいといった。
そこで楠瀬監督は選手に問いかけた。
「優勝するチームって、どういう集団かなあ」。
実はここがまず一番に大事です。
それは選手自身と監督がゴールを
共有するチームビルディングで大事な
目的・目標を共有することです。
<本文>
「スポーツマンらしくさわやかに生きよう」とか
「あいさつをしっかりしよう」とか
「積極的に会話をしなさい」と訴えはするが、
「厳しく締め付けないようにしている」という。
「スリッパをきちんとそろえなさい、
ゴミを散らかさないように、
といちいち注意していたら、
言われたことしかしない人間になってしまう。
そしてこの部分が大事です。
下段のアプローチでなく上段のアプローチであることです。
それは方向性や方針を常に伝え続けることです。
それが実は個人それぞれが
自分の行動をどう方針に向かっていくか、
そしてゴール(優勝)に向かっていくかを
考えて修正していくのです。
それが小林選手の言葉となるのです。
「スタッフに頼るのではなく、自分たちで考えないと」
チームビルディングがしっかり根付くと
表面的な「スリッパをきちんとそろえられない・ゴミを散らかす」
のような現象レベルの問題は自然と解消され、
本質的な成果を生み出すことができるのです。
組織やチームの中で
OOさんとOOOさんのコミュニケーションが悪いとか
モチベーションが低い等の現象レベルの問題を
現象レベルで解決しようとしていませんか?
それは結局、研修を通して『ああしなさい』『こうしなさい』
と言っているようなものです。
目の前の問題ではなく、本当に得たい成果を得るであれば
チームビルディングの思考は必須です。