戦う前に負けていた! W杯 ドイツ対スペイン | チームビルディングブログ

戦う前に負けていた! W杯 ドイツ対スペイン

猛暑が続いてますが、もうすぐ夏の甲子園が始まりますね。
先月はワールドカップそして高校野球と白熱するチームスポーツが続きます。

高校野球が始まる前に先月、私の体調不良で更新できなかった
ワールドカップでのチームビルディングの振り返りをしてみたいと思います。

<ドイツ対スペイン 準決勝>

ドイツ代表チームはスペインに準決勝に0-1で敗れた。
私はこの準決勝が始まる前にドイツが負けることはわかっていました。
それは「チームが崩壊した」と確信があったからです。
チームビルディングの視点からすると

負けて当然という予兆が完全に出ていました。


ワールドカップ準決勝ドイツ対スペイン戦の前に

日経新聞の片隅にこんな記事が乗っていました。


「バラック選手準決勝を前に本国へ帰国」


バラク選手は怪我でワードカップに出場できませんが

ドイツ代表チームに帯同していました。


怪我で出場できなくなるまで彼はドイツ代表のキャプテンとして

チームのリーダーを務めていました。


容易に判断できるのは怪我で出場できなくとも帯同させる監督の決断は

精神的な柱として大事だと思っていたからだったはずです。


それが準決勝の前に代表のキャプテンを務める

ラーム選手が「今後も主将を続けたい」
との発言を受けて帰国したという経緯です。


後日、私が知ることができるレベルで報道がありませんので何が起こったのか、
どんな経緯で起こったのか、本当の問題が何か知るよしはありません。



ただ私はその記事を目にしたとたん、ドイツは負けると確信しました。
その記事はつまり「チームが崩壊した」というシグナルでした。


監督が認めてゲームに出られない選手だけど帯同が許されている選手が
これから頂点を極めるのに大事な準決勝・決勝を前に

チームから離れるその事自体がすでにチームの大原則である


「全員が(関わる人総て)一つのゴールに

             向かって自分の役割を果たす」


条件を満たしていないのです。


本当の理由はわかりませんが、あえて新聞記事の内容に沿って言えば、
「これからも主将を続けたい」という個人な自分の思いと

捉えかねないことを発言している事
それ自体がすでに目の前の試合より個人の思いが

優先されるかねない事態を引き起こしている。


もちろんその発言の真意はあるはず。それでも敢えて言えるのは


「火のないところに煙はたたない」


新聞に報道される状態になっている自体が
「チームが崩壊した」シグナルなのではないかと思うのです。



「あなたの会社や組織は

       戦う前に負けていませんか?」