< 優勝 > 国学院大学 2時間9分12秒
3区野中が流れを作り,4区辻原が決めた!

青木4(5)→尾熊2(6)→野中3(2)→辻原3(1新)→高山4(2)→上原4(4)
前評判は高くなかったが出雲駅伝の勝ち方を知り,上級生が安定しており優勝予想をしたが,予想以上に留学生が4人走る3区で野中が区間2位を走る力走で流れを作り,その勢いを辻原が受け継ぎ4区区間新の走りで早大&城西大を突き放ち優勝を決めた!
大エースはいないが層が厚い総合力で全日本も箱根も今年の大学駅伝の中心となりそうだ。
< 2位 > 早稲田大学 2時間9分50秒
さすが2区エース山口智の10人抜き!
吉倉2(10)→山口智4(1)→鈴木琉1(5)→佐々木哲1(6)→堀野1(7)→工藤3(3)
有力1年生が加入し,エース山口智らを中心に前評判が高かったが,準エースの山口峻の欠場は痛く,層の薄い早大は1年生3人と1区吉倉と4人の初出走の選手で経験のなさから4位予想をしたが,1区トップから23秒差の10位スタートから2区エース山口智が10人抜きの圧巻の走りで早大が三大駅伝で久々にトップに立った!その後1年生トリオの登場となったが,3区の鈴木琉は途中から単独層となり後ろから追われ,4区佐々木はオーバーペースで堀野も含め大学駅伝初出走はホロ苦いデビューとなった…それでもアンカー工藤が一時は20秒差まで追い上げる力走を見せて久々に三大駅伝で表彰台に上がり,このメンバーに山口峻,間瀬田,宮岡らが加わる全日本駅伝は優勝候補筆頭になる可能性がある!
< 3位 > 創価大学 2時間10分5秒
留学生だけでなく日本人選手も安定感抜群!
織橋3(4)→小池3(4)→ムチーニ3(5)→石丸4(3)→山口2(4)→野沢4(5)
3区ムチーニがそれほど走れなかったが2区小池,5区山口,6区野沢ら全員が区間5位以内で日本人選手の健闘で3位に入った!
大エースはいないが,創価大の育成力で近年安定して上位に入ってきている。今年は5強ではなく間違いなく6強だ!
< 4位 > アイビーリーグ選抜 2時間10分12秒
5区まで2位!来年は本気で選手を組むか⁉
3区の選手が5000M12分台,1万M26分台で世界選手権にも出場しており注目されたが,それ以外の選手も強く,5区終了時は2位になり今回のビックサプライズになった!来年度からはゲスト感覚から本気でチームを組んで来たら怖い…
< 5位 > 駒澤大学 2時間10分27秒
2区で2位も3区で沈む…
谷中2(2)→帰山4(2)→桑田3(9)→伊藤4(2)→菅谷2(8)→山川4(2)
1区谷中が喰らい付き2位発進すると,2区帰山は一時は1位を独走するも,早大にかわされたが2位で3区に襷を渡したが,またしても3区桑田のブレーキで後退…それでも4区伊藤と6区山川の4年生が意地を見せ5位に浮上してきた。3大駅伝3位以内が必須の駒大だけに得意の全日本大学駅伝では大エース佐藤圭も復活予定なので優勝は譲れないところだ…
< 6位 > 城西大学 2時間10分41秒
キムタイが3区3年連続区間賞!
柴田3(7)→小林2(5)→キムタイ4(1)→小田3(9)→大沼4(5)→斎藤4(7)
エースが集まる3区でキムタイが3年連続区間賞となる圧巻の走りでトップに立ち,その後も上位争いをするかに見えたが4区以降の日本人選手が踏ん張れず6位に終わってしまった…キムタイ&斎藤のWエース最終学年なだけに層の薄さを解消するのは急務だ…
< 7位 > 青山学院大学 2時間10分52秒
2年生が出雲の壁に跳ね返される…
小河原2(6)→折田2(10)→飯田2(10)→神邑1(8)→塩出4(1)→黒田朝4(1)
まさかの7位…ただ黒田然と安島を欠き,4区まで出雲駅伝初出走選手で固めたのは,いくらアンカーに黒田朝が控えていてもプレッシャーになってしまっただろう…それにしてもこれだけ青学大が見せ場なく惨敗したのはいつ以来か⁉2年生のリクルートに成功しているとは言え,昨年の4年生が大量に卒業し,黒田朝以外に計算が立つ選手がいないことを吐露した形になった…この結果から原監督がどう立て直すか腕の見せ所だ。特に箱根駅伝は絶対に譲れない所だ…
< 8位 > 帝京大学 2時間11分32秒
前半は世界一諦めの悪い本領発揮!
楠岡3(3)→島田3(7)→小林2(11)→原3(5)→鎗田4(6)→谷口3(8)
スタミナ型のチームなだけに出雲駅伝は得意ではない帝京大学だが近年はスピードも強化し,この出雲駅伝でも前半は上位争いをする見せ場を作り,駅伝での帝京大の強さが見れた。全日本&箱根駅伝も楽しみになってきた!
< 9位 > 東洋大学 2時間12分6秒
2年生中心も見せ場作れず…
松井2(11)→内堀2(9)→迎2(8)→濱中3(10)→馬場2(9)→宮崎2(6)
エース緒方を欠き,2年生5人のチームでの戦いになったが見せ場なく9位に終わったのは過去の東洋の栄光からすると残念だが,若い力を経験することが出来たのでエース緒方を中心に得意の全日本は予選落ちなので箱根駅伝1本で巻き返したい!
< 10位 > 中央大学 2時間12分43秒
1区岡田が区間賞スタートも…
岡田2(1)→濱口1(11)→溜池4(7)→吉居駿4(7)→佐藤大2(3)→本間3(10)
1万M平均トップ&27分台3人に1、2年生のリクルートも成功しており多くの人が優勝候補に挙げ,自分も2位予想だった…
1区岡田が抜群のロングスパートでトップに立つと3区溜池&4区吉居駿とエースを配置しているので,これは中大の流れと思われたがルーキー濱口がブレーキーし,その後も浮上することなく10位に終わったのはショックだっただろう…前を走る中大は強いが,ゲームチェンジする選手はいないのか⁉スピード型の選手層は厚いのでチームを立て直したい!
< 11位 > 東京国際大学
エティーリ以外見せ場を作れず…
菅野4(8)→小柴2(8)→エティーリ3(3)→中山4(11)→久保3(11)→川内4(22)
3区エティーリの走りで上位に浮上したが,それ以外の日本人選手が振るわず関東の大学では最下位に終わった…
同じく留学生を擁する創価大や城西大は日本人強化にも余念がないが,近年の東京国際大学は強い選手を育成できずチームの立て直すのは急務だ…
< 大会MVP >野中3(国学大3区区間2位)…留学生が4人もいる中での区間2位の走りで上位に浮上した走りは流れを呼んだ!
< 殊勲賞 > 山口智4(早大2区区間賞)…1区が23秒差10位の中,格の違いを見せるスピードでトップに立ったのは見事!
< 技能賞 > キムタイ4(城西大3区区間賞)…3年連続3区で区間賞を獲る走りは今大会参加選手で最速だったと思う
< 敢闘賞 > 黒田朝4(青学大6区区間賞)…あの展開で2位に大差をつける区間賞の走りに青学大主将の意地を見た
< 新人賞 > 該当者なし …鈴木琉(早大3区)と言いたい所だが彼の力はこんなものではないので…