「 16 パラオ旅⑨ 4日目 最後の夜もマリーナカフェ・ヴィータ‼ 」
カープアイランドを後にして,再びボートを走らせる（運転手に写真を頼むとなぜか看板と一緒に映す…）
人工水路のジャーマンチャンネルも通過し、ひたすら蒼い海を突っ走る。
途中,太平洋戦争の時に使われた砲台跡もあった （ 砲台跡わかるかなぁ～ 穴がそうです ）
この砲台跡を見た時はペリリュー島を想い出したが,コロール島からは遠くて,しかも戦跡だけを訪れて
スノーケルはなしと聞いた。この暑さと日差しで泳げないのは厳しいと思っていた。
すると岩手から来た母娘から「 明日はどうするんですか！？ 」と聞かれた。
そう初日の泥パックのミルキーウェイやクラゲのゼリーフィッシュレイクで十分満足できるほど綺麗な海だったが
この日のロングビーチはもっと凄かった！値段でいくとロックアイランドツアーは100㌦、ロングビーチは125㌦,
それにもう一つのカヤンゲル島は190㌦もした。他には滝やイルカのツアーもあったがやっぱり海がいい！
ただカヤンゲル島の190㌦＝2万円は貧乏旅人には厳しい…しかも,あまり情報も持っていなかった…
「 ちょっと迷っています 」と答ると母娘が 「 カヤンゲル島いいみたいですよ！ 」と言われる。う～ん。
そんな事を思っているとボートはインパックの桟橋に16：30前に到着した。
今日のガイドのサトミさんに明日のツアーを聞いてみると
「 もう許可証があるからもう一度ロックアイランドツアーが安くイケていいかもしれませんね～
でもロングビーチにもう一度行くなら、私が責任持ってまた案内しますよ。
カヤンゲル島は別格だけど,遠くて少し高いですよね… 」とさらりと説明してくれると
何？ 「 別格!? 」 昨日のロックアイランドツアーや今日のロングビーチよりの上なの!?
サトミさんは 「 カヤンゲル島は私達もプライベートの休みには訪れる位,別格ですね～ 」
さらに1年に6回もパラオに来たという明るいおばさんが
「 世界中,いろいろな綺麗な海を訪れたけど,カヤンゲル島は1番よ!世界一よ‼
カヤンゲル島に行かなかったらパラオに来たと言えないわ。騙されたと思って行ってらっしゃい！ 」という
自信のある口調で言われ,さらにガイドから「 別格 」,おばさんから「 世界一 」という言葉が頭から離れず,
手持ちはもう170㌦位しかなかったがカードもＯＫと言う事でラストはカヤンゲル島に決めた‼
インパックの車で民宿金城に送ってもらい,17：00前には帰って来た。
シャワーを浴び,少し部屋で休んでいると民宿金城のお手伝いさんから,インパックから電話があり出てみると
「 明日のツアーは遠いので天候などにより帰りの飛行機に間に合わない可能性があるので諦めて欲しい 」と
言われる。え～何言ってんの？思ったがツアー会社としては船はもちろん道路状況も良くないので
事情はわかるが,もう行きたいと決めたので,そこを何とかお願いすると
「 万が一,飛行機に乗れなくても我が社に一切責任を負わないという約束ができれば… 」という約束をして
渋々再度ＯＫとなった。なんかすっきりしないけど最後は「 別格 」の海に行くと決めたので一安心。
電話の後はまた金城さんと戦争の事や戦後パラオで生き抜いた話を昨日より詳しく聞かせてもらった。
それでも最後は今後のパラオが中国にどんどん侵されないか真剣に心配していた…（金城さんと記念撮影!）
最後の夜はどうしようかなと思ったけど,あまり新規開拓精神も沸かず送迎もあるので
昨夜行った「 マリーナカフェ・ヴィータ 」に金城さんに電話をしてもらい迎えに来てもらった。
今日は2日連続のためか,料理長が直々に迎えに来てくれ,丁重な御もてなしをしてくれた。
昨日の日本人女性も玄関で出迎えてくれて,素晴らしい対応だ。
注文は昨日に続き「 マングローブ貝の白ワインパスタ（12㌦） 」を注文。
今日の昼からガンガン食べれるようになったので,大盛りはいくらか聞くと,5㌦と返って来た。
え～パスタの大盛りが5㌦＝600円？ 貧乏旅人には高いので大盛りは遠慮した。
すると運ばれてきたパスタはあきらかに昨日より量が多い。
う～ん嬉しい！ マングローブ貝もパスタの味つけも素晴らしく,2日連続でも美味しかった‼
この日もWihiが使えるので食べた後も白ワインを飲みながら2時間位長居をしてしまった…
このお店は美味しさだけでなく,日本人と欧米人だけで,中国人がいないのが居心地の良さかもしれない…
帰りも民宿金城まで送ってくれた。
国内旅も海外旅もこれだけ夜,出歩かない旅は珍しい! 美しすぎる海がお腹いっぱいにしてるのかも…
生ぬるい風が吹くパラオの最後の夜が終わろうとしていた…