春の南九州旅⑥ 2日目 野間池の養殖本マグロ見学&試食!! | 蒼の憧憬を求めて~旅・麺類・駅伝・中日ドラゴンズ~ 

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               「      春の南九州旅⑥ 2日目 野間池の養殖本マグロ見学&試食!!       」
 
 
 知覧を後に車を野間池へ走らせる。
今回の旅の一つの目玉にしていた養殖本マグロを見に出掛けた。
 
 以前、奄美大島に行った時に、養殖まぐろの様子を見たくて生簀に行ったが港から少しだけ沖にあったので見ることができなかった。季節が夏だったので生簀まで泳いで行ってマグロの様子を見ていたら、すぐに漁業関係者の人が船でやってきて「何をしてるんだ?」と聞かれ。「北海道からマグロを見に来た」というと本当はダメだけどと前置きをされながらもサバのエサ投げやらしてもらい豪快に飛び跳ねるマグロ見る経験をしたことがある。
真夏の奄美大島(1泊1000円の仙人の宿に泊まるなど面白い島だった)で貴重な体験をした。
 
 その後、本マグロの養殖は需要が増し、鹿児島でも養殖をしているのがネットで知り、調べると鹿児島の薩摩半島の南西端にある野間池でやっていることがわかった。早速、観光協会へ連絡。「たぶん見学はできないと思います。一応漁業組合の電話番号を教えます」漁業組合へ電話。漁業組合は「見るのは港からも離れているし難しいけど、丁度20日なら春田さんという人が見学ツアーをやるみたいだから、その人が了解すればいいですよ」とのこと。電話番号をおしえてもらい早速電話。すると、これから水産会社に勤める春田さんが野間池のマグロを広めるためにこれから見学ツアーを行うモニターツアーを最初に行う日に偶然めぐり合わせたみたいで当日11:00集合、参加料1500円で了解をもらった。
 
 個人的には本マグロを見るのも食べるのも大好きなのでかなり期待は大きかった。
ただし、この日は午後から荒れ模様の天気が予想され雲行きが怪しくなってきた。風も強い。大丈夫か?
11:00、5分前には集合場所の笠沙恵比寿に到着。春田さんの奥さんが迎えてくれた。
参加者は春田さんの知り合いの家族や小学生がほとんどで、県外からは当然自分だけ。
港で春田さんにも会った。黒マグロの黒いTシャツに身をまとい、とても感じの良い地域の青年団のリーダーといいた感じの人だった。漁船に乗り込みいざ出航!
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 風がメチャクチャ強い。港も水も本来は底まで見えるほど綺麗で、見た目は穏やかだが海流の流れが速く。マグロの餌の食べ残しも海底に残らずマグロにストレスを与えないらしい。5分ほどすると養殖場の円形の生簀がが見えてきた。黒い物体がウヨウヨ泳いでいるのがかすかにわかる。漁船を生簀にピタリとつけ早速餌投げが始まった。巨大なマグロが次々と飛びつく。テレビで見る光景と一緒だ。黒マグロは餌を食べお腹がいっぱいになると青い線が浮き出るので海外ではブル-ツナとも呼ばれているらしい。
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 そしてこの日は読売テレビの取材も同行し、餌やりの様子を撮影していた。自分も北海道からわざわざ来たという事で取材を受けた。オンエアされたかな。豪快なマグロが餌を食べる様子を見た後は港に戻り、マグロの運搬の様子を見る。目の前につるされたマグロはでかい!子供達の体よりはるかに大きく自分と同じくらいで幅はマグロの方が大きい。そして皮を触ると堅かった。しっかり処理され我々の胃袋に入るだなあと思いつつ食堂へ。
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 もう一つのはこのマグロ食べれること。
朝から何も食べていないので腹が減っていた。マグロ丼が運ばれてきた。
少し色が薄く、身は薄め。この値段なら仕方ないか。と思いつつ食べる。濃厚な味を期待していたがどちらかというと沖縄で食べた島マグロのような淡白な味わいに感じたが新鮮で美味しい。と思ったら今度は刺身の皿が運ばれた。これはイメージ通りの本マグロで、これはとろけた!スーパーで食べるような畜養マグロの脂臭さはまったくなく、これが養殖マグロか!?と思う位の美味しいで、マグロ丼後にこれでもかと刺身を食べれて腹が満腹になった。春田さんに言わせるとここの売りは先ほど行った海流の流れの速さと水の綺麗さ、エサ、処理の正確さがこの味になっているという。今日はモニターツアーなので1500円だがこれからは2000円位でやっていけたら(紀伊半島の近大マグロは4000円から5000円位らしい)と言っていた。これは充分価値ありだ。刺身だけでも充分である。とても素晴らしい対応で大満足して港を13:00前に後にした。
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 薩摩半島の最西端から枕崎に向い1時間程クネクネした道を走らせる。対向車は少ない。海が綺麗だがだんだん風が強くなった来た。途中、鑑真記念館の横は通りカツオの街・枕崎に到着。
枕崎かつお公社でかつおの工場見学をした。ガラス越しにカツオ節の工程を見るが豪快なマグロを見てきただけに物足りない。それより駅だ!指宿枕崎線の駅巡りに車を走らせた。
 
*後日、読売テレビのニュースに放映されたDVDが春田さんから送られてきた。
 札幌からの訪問と言う事で強風に髪をなびかせた自分のインタビューがばっちり流れていた。
 ネット版でもばっちり見れた。春田さんありがとう!!