12:02大歩危12:18→12:47土佐北川14:49
大歩危トロッコ号から大歩危駅で高知行きの1両の気動車に乗り変える。
JR四国に乗って初めてのロングシートに乗る。今までどの各駅停車でもクロスシートで評価が高かったJR四国だったが秘境駅の車窓を楽しもうとした路線がロングシートとは…
それでも一番前に陣取り車窓を楽しむ。まだまだ吉野川沿いを走り気持ちがいい。
車窓から、すっと視線をそらし、後ろの乗客と目が合った。すると土佐穴内駅で乗車してきた人の良さそうな男性が笑顔で話し掛けてきた。名刺には高知県観光特使・Iと書かれていた。土佐穴内駅では祭りがあったらしい。次の大杉駅では日本一大きい杉があるのだとか、土佐北川駅は土砂崩れの恐れがあるから
以前の吉野川沿いをやめて、新たにトンネルを掘って線形が変ったために今の橋の上に出来たなど教えてくれた。廃線後もあるけど今は藪になっているなどわずかな時間だったがいろいろ教えてくれた。これから高知に戻り、四国アイランドリーグの試合を観に行くみたいだった。そうこうしているうちにトネンルを抜けると、そこは橋の上の土佐北川駅だった。笑顔で手を振ってくれるIさん。ありがとう！
名刺には土佐・龍馬であい博のプリント。名刺の裏には高知県の10の観光施設の無料入場券にもなっている。これは凄い！であい博の時はまたさぬきうどん旅＋高知旅を絶対にします！！
1両の気動車が土佐北川駅を去ると、次の列車まで2時間。
憧れの秘境駅の一つ土佐北川駅は本当に川の上の橋にあった。なんだか異次元空間にいるみたいだ。
駅なのに川の上にいる。その川もメチャ綺麗でとても気持ちいい！
JR四国の無人駅は時刻表だけでなく、特急通過予定時刻もあるから嬉しい。写真を撮るにはありがたい。階段を降りると待合室があり、駅ノートがある。ちょくちょく書いている人がいるらしく新聞記事などもあり読み応えがある（土佐くろしお鉄道は住民の過疎化が進みかなり経営が危ないみたいだ。中村までしか乗っていないので宿毛まで乗ってフェリーで宮崎県に渡りたい）川に降りると水が綺麗で気温を上がってきたので川の音だけでも気持ちがいい。辺りを散策。この駅の唯一の欠点はすぐそばを国道32号線が通っていること。坪尻駅や新改駅に比べると車でさくっと行けるだけなく、車の音がわずらわしい。
それでも周りに人家は少なく、景色はメチャクチャいい。トンネル付近を見るとトンネルの上に民家ずたいに行けるのがわかり、許可を得てトンネルの上から写真を撮った。ちょっと高さがありすぎて橋脚はばっちり入るが駅が入らず残念。この民家は川の支流からポンプで綺麗な水をくみ上げ飲料水や生活用水に使っていた。ここで飼われているコイはメチャクチャ大きかった！なんだか楽しい。
駅に戻るとまだ時間はあった。途中車で写真を取りに来た人が一人いたが、あとはGWでも誰もいなかった。やっぱり秘境駅はこうでなくちゃ。トンネルから出てくる特急は迫力があった。橋脚＝駅を通過するときは爆音だ。なんかいいよ、この駅。川風が心地良い土佐北川駅で駅ノートを見たり、メールを打ったりしていたらあっという間に2時間が過ぎた。いつもは讃岐うどんと瀬戸内海がセットだけど、今回は秘境駅がセット。なんか旅してる感じだ！（自分って変かな！？）後で思ったのが、少し危険だがトンネル内からの土佐北川駅を撮ればよかったと少しだけ後悔した。
14:49トネンルから轟音と共に列車のライトが光、顔を出した。土佐北川駅ともお別れである。
次はスウィッチバックの新改駅へ…