殺人犯とされた言葉の暴力

 1999年いきなり始まったスマイリーキクチさんの誹謗中傷や殺害予告は9年間誰にも助けられず、苦しみの時間は誰もが味わったことの無い辛さだったとおもいます


 2008年スマイリーキクチさんを信じてくれる人が出てきてくれた…

その年は2008年は私たち家族が交通事故にあい死別や健康な身体を奪われた年でもあり、私の中で警察というものは人を助け人を守るというあたたかさを感じたところでもあったのですが

スマイリーキクチさんは、信頼できる警察官にたどり着くまでに9年かかったともなれば

人を信じたくならなかったのだろうか?

希望はどこから来たのか?

話を伺いながらも、そんな問いを何度となく考えました。

それでも顔を上げて今を生きてる、スマイリーキクチさんのあゆみに耳を傾けました…




  人は人で作られる

 スマイリーキクチさんの心の強さは、元々の育った環境によって培った「人としての強さ」が芯にあるのだと私なりに感じたのは幼少期のお祖母様との関係性からでした


 どの人も誰かがそばにいてくれる、聴いてくれる、共に共有してくれる、親身になってくれる、例えば親兄弟そしてパートナーや友人、そのような関係性が人としての人間形成を作り心を強くしてくれると感じるお話しが多くありました。


スマイリーキクチさんの心の強さ

それは、信頼から生まれた魂そのものなのではないかと感じました。


  誹謗中傷から生き抜く力

 9年後に信用できる警察官に出会えたからこそ、人を信じ仲間の助けがあり救済され、心も体も力が湧いてきて、新たなる戦いにも人の繋がりが力になったとかんじます。


 誹謗中傷を生き抜くと書いたものの

生き抜くというと、皆さんはすごく大げさと思うかもしれません。人生の中でネット上で全く見ず知らずの人に自分自身の誹謗中傷をされ続ける9年間を想像した時、皆さんなら耐えられるでしょうか?


 そこが、スマイリーキクチさんの凄いところなのです。

しっかりと証拠を残すことを丁寧に行い、心を守りながら進めたこと

誰かに相談ができることや誰か信じれる人がひとりでもいるということが重要なのだと改めて感じると、日頃の自分の行いが本当に人生のどん底であっても光になり自分を助けることになるのだと思いました。


  誹謗中傷・殺害予告

 ある日突然、皆さんが誹謗中傷だけではなく、殺害予告が来たらどうやって対処しますか?

実際に池袋暴走事件の松永拓也も同じ思いをし、生活を一変させられました。

そばで仲間として見守っていましたが、決して自分や家族を守るということが容易ではないと感じました。


  警察の理解

何より専門的な知識をどう使ったら良いかも分からない訳です。

そう考えると警察の方が理解を示してくれることは大きいです。

安全の確保は警察の方を信頼するしかないと感じました。スマイリーキクチさんは9年間、安全がなかったと思うと壮絶な体験であったとは改めて感じたのです。


  犯罪被害者

 私達はある日突然犯罪被害者となり、交通事故というのは非常に身近な犯罪だと感じていますですから、私のブログを見ていらっしゃる方を含め様々な方が交通事故にあったり、犯罪被害に遭うことで1時被害に遭い、さらに2時被害にあったりするということが当たり前になっています。


なんで当たり前なのか

なぜ人は被害者を理解しないのか

なぜ人が亡くなった不幸をさらに笑うのか

なぜお金と家族の命を天秤にかけるのか


加害者代理人弁護士や加害者の保険会社担当弁護士までもが二次被害を誘発してる。

被害者は犯罪被害にあった日から更に被害を受ける、それが当たり前の世の中でいいのかと自問自答した1日でした。

  優しさは巡る

 スマイリーキクチさんのお話をうかがい、私自身が心から願ったのは誰かを思いやる気持ちその気持ちを自分が誰かに小さくても優しさや思いやりを伝えることが、決してその時に自分に返ってこないとしても、必ずいつか自分に返ってくるのではないかと思うお話しでした。


これは私の祖母に小さな頃から言われてきた言葉ですが、「思いやりを持つことや相手を大切にすることは必ず自分に返ってくるんだよ」と言われました。


少し道を譲る、水洗い場の水滴をペーパータオルで綺麗にする、困った人に声をかける、自分ができる小さな事が誰かの為に繋がっているのだと行動として今も私なりに行ってます。



  インターネットと道路

インターネットも交通事故も見知らぬ者同士が、誰かを傷つけ合うという同じ側面が見えます。


ですが、譲りあったりとか思いやったりとか、そんな当たり前のことで、交通事故は防げますし、さらにはインターネット上のやりとりの中に少し思いやりを入れることで無駄な言い合いなどせずに済むのではないでしょうか。


相手が誰かわからないから傷つけてもいい、ではなくもしかしたらその相手は自分の友人や家族かもしれないと思った時に同じ行動が取れるのでしょうか?


もし赤信号ギリギリで急ぎ誤った行動をした先が家族なら?

もし全く見知らぬインターネット上で自分を質問攻めにされて嫌な思いしている、それが自分の家族なら?


皆さんはどうしますか?


行動や言葉を一旦考えて、相手に伝えませんか?

見えないからこそ、誰かわからないからこそ思いやり譲り合いそれが当たり前ですが、今最も大切にしたいことです。


もちろん私も気をつけます。

多くの人に傷ついて欲しくありません。そして交通事故にもあって欲しくありません。どんな場合でも被害者にも加害者になることで必ず周りの家族や友人、大切な人はどんな立場であっても傷つくのです。だからこそ、被害者にも加害者にもならないということがとても大事だと思います。

  感謝~言葉の力~

 スマイリーキクチさんの活動も、私たちあいの会の活動も同じく被害者・加害者も作らないという活動をしています。

胸に非常に響く講演でした。

1時間という時間が非常にあっという間でしたし、質疑応答にも丁寧に答えて下さり、私にとっては人生の道しるべとなる言葉をいただきました。


人として、改めて成長できた時間になったと思います。そして何より住まいで菊池さんと会えたことで私の人生は非常に豊かになったのではないかと、家族ともたくさん話したくさん笑い共有することができました。


心からの感謝をお伝えしたいと思います。

本当にこの度は講演をしていただきありがとうございました。

またお会いできることを楽しみにしています。

いつか皆様が、スマイリーキクチさんのお話を聞く時、きっと心が豊かになる言葉のギフトとして自分の心の栄養になるよう願い多くの人が聞いてくださり、多くの人が優しさにつつまれる機会が多くあるとよいなと思いました。


誠にありがとうございました。



スマイリーキクチさんの講演にて