多くの犯罪被害者が裁判に挑む中で

 本当に苦しみにもがきながら

正解もないまま突き進めなくてはいけない

そして自分の気持ちとは裏腹に

 法律の中でどんどんと進んでしまう裁判は

 緊張の不安の塊の一日でしかありません

今日の裁判の中では冒頭で加害者の 否認の言葉が非常に印象に残りました!!!


本当に印象に残りました。





何よりも松永さんにも上原さんにも謝るわけではなく

どこか全く違う方向を向き

謝っている姿勢を非常に不自然だと感じながら傍聴席から 見ていました


同じ被害者ではあっても当事者ではありません ですから

偏った見方ではなく本当に加害者が真剣に謝ってるようには見えなかったのです

検察側の起訴状の読み上げの中でも一番最初に走行していた距離よりどんどんとアクセルを踏み込みそこからさらにアクセルを踏み込み

何度以上のほどの加速をさせたのか最終的には何度異常なほどの加速をさせたのか最終的には100 km 弱まで加速させていた と法廷で聞いたことに

あの道路で最終的には100 kmにちかいのスピードを出していたら

コントロールは絶対にできない状態であっただろうと推測しながら聞いていました

負傷された方も 加療日数または入院日数も長く非常におつらい状態であったのではないかと推測できます

加害者はアクセルペダルを踏み続けたことはなく車が何らかの異常があったから暴走したそれを止められなかったことが悔しい

淡々とそう語る加害者を私は ずっと見続けました

加害者にはそこに 弁護士から言われたわけではなく

本当に自分自身がそう思っているのだと 

信念を持って 暴走したことに関し 自分が悪いわけではな自分が悪いわけではないという否認に

ご遺族である松永さんそして上原さんの顔がどんどんと曇っていき 苦しみの中に沈んでくようにも見えました


人はどこかで本来持っている優しい心で本当に心から謝罪するという姿勢を示せば 何かしら被害者であっても 見出せるものはあったかもしれません

私には決してそのようには聞こえませんでした

また法定の中で検察の 被告の経歴の中で前科一犯があるということがわかりました

どのような事故形態かははっきりと法廷の中ではいっておりませんでしたが

もしそれが

つい最近または高齢と言われる時期に 起こした事故であれば

今回の事故は止められた可能性があるのではないかと思いました

これに関しては法定内できいたことに限られるので事実はどうであるかは わかりません


そして加害者被害者ともに同意不同意についての争いとなった時小さな小さな文言への

加害者の 執着のような暴走してないという言葉に
この先の裁判の中でも 被害者の皆さんが苦しんで行くのではないかと感じました



下の写真は記者会見の時に撮った写真です
真剣に訴えた内容は 多岐にわたりますが

ご遺族の皆様からは 本当に加害者の 否認事件としての 向き合い方が あまりにも辛いということを言っていました

また加害者が高齢であるということからも今回の法廷も次回の法廷も非常に短い時間での裁判ということもあり 松永さんに関しては仕事を休まなくてはならないこと そして沖縄の上原さんに関しては毎回沖縄から来ることへの負担が非常にあるということを記者会見の中でおっしゃってました


その中で一つ 皆さんにも知ってもらいたいのは、
この状態がずっと続くということそして裁判に参加をするということは被害者は真実を知りたいということです

真実を知るために毎回裁判に出席し加害者の心情や または今回であれば他の被害者の心情を知ることは非常にこの先の裁判の中で大切なことだと思います

そのために会社を休むという風になった時現場では犯罪被害者の休暇制度というものが厚生労働省に ありますが 決して強制ではないためにほとんどの会社がこの休暇制度を取り入れることはありません

ですが実際に本当に世の中には多くの犯罪被害者の方がいて松永さんのように真実を知りたいために会社を休み有給を使い果たしどうにかそれでも真実を知るために 欠勤扱いでもいいから裁判に挑むというような状況が全国で多くの遺族が抱えている問題です

どうにかこの厚生労働省の取組が早急に 全国に広がり多くの会社が取り入れてもらえるような状況かに国が政策として犯罪被害者のための人権の保護をしてもらえたらと考えています。

加害者の人権を守ることもとても大切なことだと私は考えます

ですが被害者の人権もそれと同様に考えてもらいたいのです


被害者にとって唯一最後の願いは

 自分の大切な家族の最期の瞬間そして裁判の中で加害者が発する言葉を聞くこと

それが無念を晴らしていく一つのプロセスとなると思うからです

多くの方にこの犯罪被害者休暇制度というものを知って頂き

また厚生労働省で実際に行われている制度だということも記憶していただけると大変ありがたいと思います
最後に私は池袋暴走事件の現場である ところに設置されました豊島区の献花台検討会の委員をしておりましたが、

コロナで県をまたいでの移動自粛してほしいという要請が国から出ていたため私自身出席が叶わず代理出席で顧問である高橋正人弁護士に代読をしていただきました

ですので今日初めてこの 献花台を前にして胸に秘めたことがあります


今日初公判ということもあり最後にまなさんと
りこちゃんに 

そして多くの被害者 の方に この件課題の中に書いてある交通事故ゼロを目指して活動を胸にもう一度刻み家へと帰って参りました



松永さんの思いはどんな時もブレませんそれは交通事故で犠牲者がいなくなる世の中になってほしいという想いです

関東交通犯罪遺族の会でもその思いはかわりません。

日本だけではなく世界の中で

 交通事故が一件でも少なくなるよう

心より願いましてどうか

この公判が少しでも世の中に

真実を知るための開かれた場であることを願います