1月12日


退院後初の受診日。

化学療法は避けられないだろうと覚悟はしていましたが、

もしかしたら…と希望も捨てきれず。

ヘンな高揚感の中、夫と病院へ。

血液検査を終え、1時間程待ちます。


お父さん「とりどんさ~んどうぞー」

ハーイ、いよいよだわ行くか…

夫に「一緒に聞いていいか、先生に聞いてくるね」

と告げ、一人診察室へ。

(別に聞く必要はないが、何故かこの日はそう言ってしまった)


お父さん「体調はいかがですか?」

セキセイインコ青「ハイ傷の痛みは大事ましになりました…

(電子カルテ見える……腹膜播種あり?!)」

こっちを向いてるモニターに、

病理検査結果の記載がありました。

腹膜播種。化学療法決定。

進学無理。さよなら看護学校…えーん


お父さん「病理結果が出ました。

右の卵巣が原発です。左の卵巣は異常なし。

大網、リンパ節には転移なし。

摘出した子宮に一部転移あり。

腹水に癌細胞あり。ダグラス窩に腹膜播種あり。

類内膜がん、グレード3です」

ダグラス窩?

医龍で伊集院くんが手を突っ込んでたとこか。

あそこか。わかった。読書は大事だ。

セキセイインコ青「腹膜播種あったんですね(ガッカリです)、

てことは化学療法ですね…」

お父さん「はい、もう早速来週から始めましょう」


TC療法の実施決定。

パクリタキセルとカルボプラチン、2種の抗がん剤を使います。

セキセイインコ青「てことは脱毛は…」

お父さん「残念ですが必発です。」

一年で1番寒い時期にハゲるのかと思うと、

しみじみ悲しくなりました。


3週間に一度抗がん剤投与を行う。

全部で6クール。

順調に行けば5月の連休頃終わる予定。

最初の投与は入院、残りは外来で日帰り。

あ〜あ〜…と落ち込みまくりでしたが、

ヅラ用意したり、学校に連絡したり、

やらなきゃいけない事は山積。

落ち込むのは入院してからにするか…


この辺りで夫を呼ぶのすっかり忘れていた事に気が付きましたが、もう仕方ない。

化学療法の同意書などもらい、

セキセイインコ青「では来週よろしくおねがいします…

あっ忘れてた、がんのステージは2?ですか??」

お父さん「腹膜播種がありますので、ステージ3です」

さん…

お父さん「あと、今日の血液検査結果です」

CA125の値は58.7

Hが付いてるのが悔しい。怖い。

まだまだがん細胞は残ってる。

進学どころではない。

まずこれを叩きのめして、生きていかなくては。

これが現実。しっかりしなくては!


ありがとうございましたー…と診察室を出ると、

心配そうな顔の夫。そりゃそうだ。

いつまでも呼ばれないんだもの。

ごめんなさい。


ステージ3、腹膜播種ありの現実は辛いものがありました。

ありましたが、

ステージ4で同じく播種があった母も

同じTC療法で寛解している。

だからきっと、大丈夫!

それよりヅラの準備だ!