癌が見つかるまでの経緯をまとめています④



2021年12月

毎年健診では何かしら引っかかる(不整脈とか血圧とか体重ブタとか…)ので、会社の担当者が『とりどんさん、健診の結果が来たんだけど…』と先月の診断結果を持ってきた時、特に驚きはありませんでした。
「あれ〜、また不整脈ですかね?」と笑いながら向き合うと、いつも笑顔の彼女が何とも言えない表情をしている。
『腫瘍マーカーが基準値超えてるって』

え。早くない?まだ42才よ?
軽く衝撃を受けつつ、「え〜まじですか〜」と苦笑いしながら封筒を受け取り、結果を確認すると…
CA125   294.0。(18.9は去年の結果です)
まずい。これは間違いなく駄目なやつ。 
母は術前4桁だったから、それと比べたら低いけど、基準の10倍近くある。

いつかは自分も卵巣癌を発症するのだろうという覚悟はしていたつもりでしたが、実際は何の覚悟も出来ちゃいなかった。
人生が変わってしまうな。悪い意味で。
まず、そう思いました。
夫に何て言おう。子ども(10代男×2)に何て伝えよう。母には、言えないな。
色々な想いが頭をぐるぐる回る中、翌日にかかりつけ医を受診する旨を担当者に伝え、その日はいつもよりへらへらしながら過ごしました。
現実を否定したい気持ちでいっぱいでした。

続きます。