白い幼虫 シンジュサン | コザクラの日々蝶々

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蝶の飼育を中心に、身近な自然や我が家のペットの紹介をします。

 

9月の中頃、いつも葉を取りに行く

カラスザンショウの木に

見たことのない幼虫がいました。

 

はじめはイラガ?と思いましたが調べると

「シンジュサン」

という蛾の幼虫だとわかりました。

 

近くの葉には1cm程の黄色い虫が。

見た目は全然違うけど

この子達もシンジュサンのようです。

 
 
シンジュサン…。
名前は聞いたことがあるけど
見るのは初めて。
成虫を確認すると、
とても大きくてかっこいい蛾でした。
image
 
 
シンジュサンはヤママユガの仲間で
翅を広げるとなんと15cm!
さらに左右の翅には美しい蛇がいます。
 
見てみたいな!
 
気持ちが高揚しましたが、
蛾は育てたことがなく、更に
蛹で越冬させなければなりません。
とてもハードルが高そう…。
 
でもこのチャンスを逃したら
もう二度と会うことはないかも!と、
 白い大きな子を2匹と
黄色い小さな子を1匹持ち帰りました。
 

 

小さな子は脱皮をし3齢になりました。

白い突起が出てきて

やっぱり見た目はイラガのよう(笑)

 

ちょっと毒々しいけどそれがまたいい♪

 

しばらくすると4齢に。

体が真っ白になり砂糖菓子のようです。

 
順調に5齢になり、脚元が黄色と青色の
カラフルな可愛い姿に

 

しかし喜んだのもつかの間、
この後、この子の体から無数の
小さな虫が出てきて
息絶えてしまいました。
 
コマユバチの寄生でした。
 

寄生は仕方がありません。

こんな結果になったのは残念ですが、

自然界のバランスは

このように保たれているのです。

 
 
………………………
 
 
さて、大きな幼虫さんは…というと、
順調に育ちました♪

 

それにしても…

どちらが頭かわかりませんね 凝視

 
重みで枝がしなってる 驚き

 

幼虫は大きくてとにかくムチムチ♪

日中はほとんど動かず

常にお祈りのポーズです。

 

脚を拡大してみました。

青い脚の裏には細かい毛が沢山生えていて

滑り止めのような感じかな?

とってもキュート ニコニコ

 

しばらくすると食欲がなくなり

葉の付け根をモソモソしだしました。

 

 

翌朝、予想通り繭が作られていました!

 

一晩かけて、大変だったね にっこり

 
落ちないように糸を葉の付け根に
しっかり絡ませて、繭と繋げてありました。

 

 
誰に教わることもなく、
生き抜く為の工夫を
虫たちはやってのけますね。
本当に感心させられます。
 
 
これから幼虫は繭の中で蛹になり
冬を越すのですが、
この蛹を来年の5月まで上手く
管理しなければなりません。
 
 
自然から預かった大切な命…。
なんとか無事に
羽化できますように!
 

 


春にまた会おうね。