九州より早く、中国、近畿、東海地方で
梅雨明けしましたね。
今年も大雨による甚大な被害が
各地に出てしまいました。
年々、温暖化による異常気象の影響が
顕著に現れるようになり、自然に生きる
小さな生き物たちに与える影響も、
とても大きいのではないでしょうか。
この先の気候が益々心配されます。
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さて、オオウラギンヒョウモンの様子を見に
再び俵山へ行ってきました。
この場所は7月3日の記録的大雨で
道路が損壊、
数日間通行止めになっていました。
蝶たちがどうなったか心配でしたが、
現地へ着くと黄色い蝶が
ヒラヒラ飛んでいて安心しました。
アザミは蝶たちに
とても人気のある花ですね。
終わりかけの花に、沢山集まっていました。
この黄色い蝶たちは仲良しのようです。
黄色い蝶には
「キチョウ」と「ツマグロキチョウ」
がいます。
この2種の蝶は見た目がとてもそっくり!
特に夏型は全くわからないので、
いつも判別はしない(諦めている)のですが
今回、じっくり見てみました。
前翅の先の角張り具合と
後翅にうっすら平行に並ぶ黒い点
(夏型にはない個体もいる)からみて
この子たちは「ツマグロキチョウ」
少し離れた場所の
オカトラノオの花にいる黄色い蝶。
この子は前翅の先が丸みを帯びている、
黒い点の入り方から見ても、
「キチョウ」のような気がします。
はい、ほぼ勘ですね(笑)
因みにツマグロキチョウは
全国的に数が減少し
絶滅危惧種に指定されていますが、
この草原には食草のカワラケツメイが
沢山生えているようで、
キチョウより数が多いのではないかな?
と思います。
どちらも可愛らしい蝶々です。
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さて、 晴れた草原は日陰のない灼熱地獄。
敢えて、お天気の悪い日に来ましたが、
雨雲がとうとうやって来たようです。
オオウラギンヒョウモンは?と思い
奥へと歩いて行くと…。
いました!
でもなんだか白い…。
翅がだいぶ傷んでいるよう。
あの大雨を乗り越えたんだよね!
雄は羽化して1ヶ月以上経っているので、
翅の傷みは勲章です。
さて雌は?と探していると、いました!
雄より一回り大きくて、黒い斑紋が
発達しています。
羽化して間もないのか、翅も綺麗です。
ついに、強風と共に雨が降り出し、
オオウラギンヒョウモンは
飛んでいってしまいました。
そんな中…