【そごう美術館】
水木しげる生誕100周年記念
「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」
~お化けたちはこうして生まれた~
会期:2024年1月20日(土)ー3月10日(日)
日本漫画界を代表する
水木しげる(1922-2015)。
代表作はなんといっても「ゲゲゲの鬼太郎」。
”妖怪”たちがどのようにして生まれてきたかなど、水木しげるの妖怪画や、妖怪に関係する資料が公開されています。
小さい頃、テレビで「ゲゲゲの鬼太郎」があっても、本当に怖くて観られなかった私が、この展覧会をみて面白いと思うのかなあ~と思いながらも、行ってきました (ぐるっとパスもあったし(*^^)v)
結果、、、めちゃくちゃ、面白かった!!
残念ながら撮影NGのため画像は”チラシ”から。
水木しげるが「妖怪に興味を持つようになった幼少期の境港時代」「生死を彷徨った従軍時代」など、妖怪との始まりからです。
神田の古書店街へも頻繁に訪れ、妖怪に関する書籍を探して研究、制作に繋げていきます。
大切にされていた蔵書も展示されています。
・江戸時代の絵師・鳥山石燕『画図百鬼夜行』
・昭和初期の民俗学者・柳田國男『妖怪談義』
晩年までに 1,000 点近くの日本の妖怪を描いた水木しげるは、それらには必ず根拠となるものが存在しました。
昔の絵師が描いた形のある妖怪は、そのデザインを尊重し、民間伝承の言葉や文章だけの形のない妖怪は、様々なものからヒントを得て姿を与え、さらに妖怪の実在感を出すためにその背景を描きこんだのだそうです。
今回の展覧会では、約100点の妖怪画が展示されています。
~百鬼夜行の妖怪たち~
⇩
上:あかなめ
中:一反木綿
下:海坊主
⇩がしゃどくろ
↑歌川国芳『相馬の古内裏』等を参考に創作したと推測されているそうです。
展示室には、水木しげると接点があった、荒俣宏(博物学者・作家)の映像や、妖怪について楽しそうに語る、水木しげる氏のインタビュー映像も流れています。
そして、唯一の撮影ok「塗壁」
他にも「べとべとさん」とか「砂かけ婆」や「児啼爺」の立体物もあって、そちらが写したいと思ったのですが、なぜ「塗壁」を!?
拍子抜けしましたが、このゆるさも見ていると、だんだん可愛くみえてくるので不思議です
最後には〈妖怪カメラ〉ARコーナー
XR観光体験アプリ「ストリートミュージアム®」〈妖怪カメラAR〉を使って、隠れている妖怪を探し出し、出現した妖怪の写真撮影ができるコーナーがあります。
5つのキャラクターが隠れていて、そのうちの2つだけどうぞ↓
最近、体験できるコーナーのある展覧会が増えてきました。
やっぱり楽しいですね
漫画連載だけでなく、妖怪研究に没頭し、生涯にわたって数多くの妖怪画を描き続けた水木しげるの妖怪ワールドでした
~3/10(日)まで。
あと数日です。
あっ、
この展覧会をみた後、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』もみたいなあ~と思っていたら、上映終了や1日1本だけの上映になっていて、知るタイミング遅すぎました
ですが、数日前、こんな情報が。
Prime Video(プライムビデオ)で最速配信決定!
●映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』●
Prime Video(プライムビデオ)
最速配信決定!
4/15(月) 最速購入配信
4/29(月) 最速見放題配信
昔、怖い、、と思っていた”妖怪”たちが、とても魅力的に思えたので、しばらく”水木の妖怪ワールド”楽しみます。
(2024/2 撮影)