【埼玉県立近代美術館】
MOMASコレクション
2023年12月2日(土)ー2024年2月25日(日)

 

企画展「イン・ビトウィーン」の時に、

モネの”積みわら”を久しぶりにみたくて飛び出すハート

こちらへも。

 

※画像は撮影OK作品。作品内容は公式HPやキャプションを参考にしています。

 

⇩クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》

1888-1889年

↑クロード・モネ [1840-1926]

ジヴェルニーの自宅近くのモラン農園の積みわら。この作品の他にもモネはここで同じ構図で朝の風景を2点描いています。

逆光を受ける積みわらの背景には、青い丘陵地帯、その下には赤い民家が曖昧な輪郭で描かれています。

 

この2年後に描かれる25点の”積みわら”により、モネは”睡蓮”へと連なる壮大な連作の世界に入っていきます。

この作品は、その先駆けとなった記念碑的な作品といえるそうです。

 

⇩ジュール・パスキン《眠る裸女》1928年

↑エコール・ド・パリを代表する画家。

淡い色彩とタッチが独特で、印象に残る作品でした。

 

⇩マルク・シャガール《二つの花束》1925年

↑右下には、花瓶を頭にのせている人物がシャガール自身と思われ、二つの花束は、自身を幸福で満たしている妻や娘の姿と考えることができるといわれる作品。

花束は美しい静物であるばかりでなく、画家にとって愛や希望のシンボルでもありました。

 

🔍近寄ると、小さく鳥も描かれていて可愛いのです🐤じっと見てしまいました目

 

⇩牧野虎雄《晩き夏》1927(昭和2)年

↑油彩画に日本の伝統的絵画技法を融合した”日本的洋画”の確立を目指した画家。

この緑色の色彩と線の描きが恋の矢でした。

 

⇩佐伯祐三《門と広告》1925(大正14)年

↑1度めのパリの時代。佐伯が住んだパリの裏街、モンパルナス駅近くの風景を描いている。文字や広告などは、佐伯がよく描いた題材。

 

⇩森田恒友《山麓》1920(大正9)年

【前期展示:12/2-1/14】

↑こちらの美術館ではおなじみの”森田恒友”。西洋美術を学び、洋画家としてはじまりました。しかし日本各地を旅するうちに、日本の風景には水墨表現が適していると思い、水墨画を描くようになりました。

 

クローバー「魅惑のリアリズム」と題して、倉田弟次郎など近現代の作家による”リアル”な表現に注目した作品が並んでいます。

 

まるで、写真か!?キョロキョロと思うような作品の数々です。。。

 

⇩倉田弟次郎《農家庭先》

1891(明治24)年 木炭、紙

 

左:倉田弟次郎《牡丹》1892(明治25) 水彩、紙

右:倉田弟次郎《鞄》1892(明治25) 水彩、紙

 

⇩小島喜八郎《風景741》

1974(昭和49)年 油彩、カンヴァス

 

⇩小島喜八郎《草 夏》

1995(平成7)年 油彩、カンヴァス

【前期展示:12/2-1/14】

 

⇩齋藤研《ベクトル》

1989(平成元)年 油彩、カンヴァス

 

画家それぞれの観察眼と細かな表現には驚きますキラキラ

”イン・ビトウィーン展”は本日で終了しましたが、コレクション展は、2/25(日)までです。現在は、後期展示です。

 

(2023/12 撮影)