【日本橋三越本店】
本館6階 美術特選画廊
三越創業350周年
「千住博展」
－伝統と革新－
会期：2023年11月22日(水)〜12月4日(月)
行ってきました。
とはいえ、三越に寄った時、その場で開催していることを知り、6階へ～。
千住博さんは、
1958年 東京都生まれ。
1995年 ヴェネツィアビエンナーレ名誉賞受賞など、多数受賞。日本画の新しい可能性と表現を確立しました。
2022年には、日本藝術員会員に任命。
本展のメインは、千住氏が数年前から取り組んでいる「ウォーターフォール・オン・カラーズ」シリーズ。
滝の内側から見た、私達の世界を描いています。その世界は、赤、青、緑、茶、紫･･･限りなく色が広がっており、ここ数年、内にこもりがちだった私達の眼を外に向けさせてくれます。
代表作の「ウォーターフォール」シリーズは、私達の世界から見た滝とそこに繋がっている深淵な空間を表現し、目には見えない精神世界を表現してきました。
その作品です。
《ウォーターフォール・オン・カラーズ》
《ウォーターフォール・オン・カラーズ》
《ウォーターフォール・オン・カラーズ》
《ウォーターフォール・オン・カラーズ》
「ウォーターフォール・オン・カラーズ」シリーズは大作。
その他、「ウォーターフォール」シリーズの掛け軸も展示されています。
その掛け軸は表具師が貴重な古い裂地を使用して制作したのだそうです。
過去に繋がる裂地と、現代の絵画の組み合わせは、今回の展覧会テーマの「伝統と革新」を表現しています。
《ウォーターフォール》
《ウォーターフォール》
《ウォーターフォール》
今回、作品の素晴らしさだけでなく、表装の美しさ
にも目がいきます
展示場前の、贈られたお花の多さも、世界的にご活躍されている所以でしょうか。
様々な色彩の「ウォーターフォール」を観て感動して帰りました。
たまたま立ち寄った三越さんで、予定外に良きものを観ることができました。
ぜひ、無料ですし
（2023/11 撮影）