【サントリー美術館】
「没後190年 木米」
会期:2023年2月8日(水)~3月26日(日)
3/1からの展示替え作品を見に行ってきました
木米さんとは?などは、前回投稿していますので、ご興味あれば↓
焼き物のエリアは、一部展示替えもありますが、大きく変わった場所は、絵画のエリアです。
※撮影のため”チラシ”や”わーくしーと”の画像。作品内容は公式HPなどを参考にしています。
重要文化財《兎道朝潡図》木米 江戸時代 19世紀 個人蔵
【展示期間:3/1~3/26】
⇧兎道とは宇治のこと。明け方の宇治の悠大な情景を題材にし描いた風景画。木米傑作の作品といわれている。
画面中央には宇治川が流れ、右に平等院鳳凰堂、左には宇治橋。もしかしてそこに人がいます??(小っさ)
重要美術品《化物山水図》木米 文政12年(1829)個人蔵
【展示期間:3/1~3/26】
⇧牡蠣(かき)の殻のような山を「化物」と見なし「化物山水をさしあげます。お笑いください」という書状を添えて若い文人仲間に贈った作品。
伸びやかな筆致で山あいを流れ落ちる滝を描いている。岸辺に腰を下ろしているのは木米自身?
※画像はありませんが、
《残寒雪朝図》の、滝の流れる山の前を横切る雲が渦を巻いていた作品。少し動きを感じて、他と違う印象があって、良かったかな
《白泥眠雲跂石銘急須》19世紀
木米の遺作となった急須。死の直前、友人100人を招き茶会をひらく準備を進め、その茶会で急須を製作し配ることを計画していたが、途中で亡くなる。
「眠雲跂石」と彫られた急須。”雲に眠り、石につまだつ、世俗を離れ山の中で気ままに生きる様子をあらわし、中国の文人の理想とされる”。
67歳で生涯をとじた後も製作は続けられ、友人たちに届けられたという作品だそうです。
”木米”の、中国や朝鮮の古陶磁の研究と模倣から発展し、オリジナリティあふれた多様な技法のやきもの、大切な人へ向けた山水図は、作品を見ていると、全て同じ人物の手による作品とは思えないような、作風の自由さや繊細さを感じました。
”木米”のことは、ほとんど知らなかったので、色々知ることができ学びの多い展覧会でした。行って良かったです
🌸🌸🌸
東京ミッドタウンの内も様変わりしていたので、少しだけ。
ガレリア1Fの端と端に、、
こんな素敵なフラワーアート作品がありました。
⇩『桜人』御手洗 直己 ガレリア1F Bonpoint前
⇩『輪と輪』深澤 隆行 ガレリア1F ツリーシャワー前
なかなか大胆な”いけばなアート”でした🌸🌸
他には、こんなオブジェも・・・
やはり次に行くのは「ルーヴル展」かな
(2023/3 撮影)