【東京国立近代美術館】
企画展「大竹伸朗展」がある中、「MOMATコレクション」も充実しています
2022年10月12日-2023年2月5日
今会期 展示中の重要文化財指定作品 4点 です。
原田直次郎《騎龍観音》1890年
⇧白い衣を身にまとい、右手に柳、左手に水瓶(すいびょう)を持って、龍に乗る観音様。ヨーロッパの宗教画や日本の観音図の図像等を参考に制作される。その主題や生々しい描写をめぐって、発表当時は大きな議論を巻き起こした。
萬鉄五郎《裸体美人》1912年
⇧東京美術学校の卒業制作。炎のように揺れ動く下草の描き方や単純化された裸婦の表現などに、ゴッホやマティ スの影響がみられる。表現の自由、個性の尊重が叫ば れた大正時代のさきがけとなる記念碑的作品。
和田三造《南風》1907年
⇧上着を頭に掛け遠くを見据える中央の男性は、日本人離れをした筋肉隆々の体つき。当時24歳の青年であった和田三造に、理想的人体を描こうとする西洋絵画のアカデミズムの思想があったとされる。描かれるのは遭難した船乗りたち。そんな事態に遭遇しながらも勇壮な男たちの姿は、日露戦争後の高揚した気分に合い、観衆の評判を呼んだと伝えられる。第1回文部省美術展で最高賞を受賞。
岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》1915年
⇧劉生が当時住んでいた代々木付近の光景を描いた作品。西洋の古典的絵画の影響から脱しはじめ、再び「ぢかに自然の質量そのものにぶつかつてみたい要求が目覚め」た時期の作品。密度の高い画面作りと、見る者に迫るような特異な空間把握によって、大正時代の絵画の中でも傑出した独自性を持つ作品。
こちらの上記4点のうちいくつか、
次回の企画展
「東京国立近代美術館70周年記念展
重要文化財の秘密」
2023.3.17(金) - 5.14(日)
に出品されるのかなあ??
今ならゆっくりみれそうですよ
印象的だったその他の作品です。
初代宮川香山《色入菖蒲図花瓶》1897年-1912年
尾竹竹波《銀河宇宙》1920年
フェルナン・レジェ《女と花》1926年
国吉康雄《誰かが私のポスターを破った》1943年
星野眞吾《失題・歯車》1952年
残念ながら、2022/12/4までの展示作品でしたが、こちらも一緒に投稿します
渡辺省亭《雪中鴛鴦之図》1909年
⇧省亭は、若冲の「動植綵絵 雪中鴛鴦図」をみたよねえ~
木島桜谷《しぐれ》1907年
⇧子鹿の表情が愛らしい
福田平八郎《雨》1953年
竹内栖鳳《日稼》1917年
⇧栖鳳らしくないめずらしい画風です。
まだまだたくさんの素晴らしい作品がありますが今日はここまでぜひ
(2022/11月.12月 撮影)
現在開催中の企画展は「大竹伸朗展」
~ 2023.2.5(日)まで
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