寒いのである。


旅行記を途中でぶった切っちゃうけれども!
ホント―に!
寒いのである!!


思えば今年も秋のやろうはこっそりと駆け足で去ってしまい、冬将軍がさっさと居座って「さあ冬であるぞ」と冷気を吹きつけ始め、「秋物はいつきれば良かったの?」と空に問いかけたくなる今日この頃、日本に四季があるなんて嘘だろうそうだろう。

だって最近春と秋がスキップされてます。


ええとね。
マンションの部屋がですね、異様に冷えるんですよ。

「んっ?! 窓全開にしてたっけ?!」

っていう冷え込み方なんですよ。
換気扇も回してないのに窓から冷気が流れてくる……
入居したころにはこんなじゃなかった気がするのですが……もうとにかく寒くて寒くてあわわ。


というわけで私はもう自室で、自分のワードローブの中から「最強に暖かい組み合わせ」を着始めてしまいました。


青い、裏起毛のもっふもふフリースの上下、パッと見は「……クッキーモンスター!!」という印象の部屋着です。
その下にはコーデュロイ(ん?この呼び方古い?)のパーカー、さらにその下にヒートテック、腰にはカイロ。


……完全防備です。


なんとか寒さはしのげる。
しかし真冬には何を着るつもりなのか。


こたつと暖房は、できるだけつけたくないのですね。
それこそ真冬になってから……
あと、こたつ毛布出すのがめんど……ゲフンゲフン。


とりあえず、「窓 防寒」でグーグル先生に教えを請い、いろんな便利商品があることを学習。

近所のホームセンターでしこたま防寒グッズを買ってきました。

窓に張りつける、梱包用のプチプチみたいなシートと、窓枠サッシに取りつけるふかふかのシート、窓にたてかける発泡ボード。
とりあえずボードを設置。

いくらかマシかも……?

よし明日もう一枚買って来よう。


もうね、寒いと……部屋で暖かいのって結局、お布団の中になるわけで。
眠くもないのに羽根布団にぬくぬくとくるまって一日中まどろんだりしてしまうわけで。

文明人らしい活動ができない!


アクティブな冬をめざし、防寒を極めようと画策中です。

求む、防寒の知恵!!


とりあえず、毎日生姜摂取してます……そんな小魚生存報告でした。

いちおう、元気です。


いつ終わるんだか謎のままつづく旅行記。


スウェーデン5日目。

さきに宣言するけどこの日は写真が少ないよ!

(雨だったので一眼を持ち歩かなかった)


今日は……ノープランです。
父はウプサラというところへ行きたいのらしい。
じゃあ私は街で物色かな……

妹が住むセーデルマルムの中で、スルッセンという原宿的なところと、ソホという裏原的なところがあるそうなのでそこへ行くことに。

妹とちろすけといっしょに地下鉄に乗り、てくてくと駅から歩き出します。


ちろすけはベビーカーより断然だっこバンドが好き。
機嫌のいいときはベビーカーにおとなしく乗っていますが、「にゃー!」って言い出すともうママの抱っこじゃないとダメ。
眠るときも同じで、なによりかにより断然だっこ。
しかも座ると怒る。
「立ってゆらゆらせんかいオラー!」って泣きます。
……たいへんやな10ヶ月……

妹いわく「ここ2、3週間で後追いが始まった気がする……」とのことで、確かに妹の姿が見えなくなると「にゃー!」って言い出すのです。
おもちゃや絵本でごまかしますが、火がついたように泣いちゃうと「おかんたっけて~」と妹のもとへ連れていくことに。

「ちろすけが寝てる30分の間にお風呂入って洗濯してごはんつくって掃除して……」オウ……凄いな、ブラボーだぜママ。

そんなちろすけは起きてるときはもう、……絶えずしゃべってます。
私たちには一個も理解できない言語で。
「らっら~どぅんあぃでぃー、うぁうぉえぃ~、だっち!たっ!あうら!う~~だぅ!!」
……すんげーおしゃべりな子になるのかな。


寝入る前には、お経を唱えます。
いやほんとに。
だっこバンドで揺らされながら、
「あうあうあうあうあうあうあ~♪ だうあだうあうおうおうあ~♪ あいあいあいあいあ~~♪」
って、10分くらいのリサイタルを続けるのです。
「あ、お経出た」
「もうすぐ寝るね」
と夫婦は慣れっこのようです。
……歌が好きな子になるのかな?


あとおもちゃはとりあえずリズミカルに床に叩きつけます。
壁もガラスもリズミカルに殴りつけてるし、ミルク飲んでるときも片手はラッパーのように動いてます。
……太鼓叩きさんに(以下略)?

見てて飽きません。
が、毎日は大変だなこりゃ。世のお母さんお父さんはえらいな。


さてスルッセンで地下鉄を下りて、周辺を散策。雑貨屋さんと見るや入ってまじまじ。


「……妹さん……資金が陰ったんで換金所に行きたいです……」
「ちょっと歩いたとこにたしか……」

見つけた黄色い看板を入って、ガラス越しにお兄さんに万札を見せます。


『円からスウェーデンクロナにできる?』
「アー……」

なぜかお兄さん渋る。


「なんかシステムエラーがどうたら言ってる」
「近くに他の換金所あるかな?」
「聞いてみるわ」
『駅からあっちいってこういってそんなに遠くない。そこでのレートはこれこれだ』
「ありがとうー」

でもお兄さんなぜか万札を手にしたまま返してくれない。
しげしげと見つめてアハーと笑ったりちょっと挙動不審。
なんだろう返してくれなかったらやだな……


『日本のお金見たの初めてなの?』

と妹が聞くと

『いやいや初めてじゃないさ。でもこのへんじゃバーツばっかりだからね。ほらこれだよ。ああ、へえ……』

タイバーツを見せながら、諭吉さんを裏返したり下から見たり物珍しげで楽しそう。

『ここで換金するとこの額になるけど』

『ここでエクスチェンジできるの?』
『もちろんさー』
「システムエラーはどうなった……」

結局そこで両替しました。なんか奥からさらなるイケメンが出てきてその男性も「おお……」って諭吉に見入ってたんだけどそんなにめずらしいのかな?

マイペースで楽しそうでした、換金所のお仕事。


ビジターに手を振るときは、みんな「エンジョーイ」と笑います。
エンジョーイハバナイスディ! にこっ。
日本だと「楽しんでね!」とはあんまり言わないけど……お気をつけて、とかごゆっくり、あとばいばーい、とかかなニュアンスは。
タック、とかサンクス、とか返してましたが、妹がユートゥー、ヘイドー♪と言ってたんで見習うことにしました。
ヘイドー♪ ばいばいまたね、みたいな意味らしい。


スウェーデンでお店に入ると、店員さんは「ヘイヘーイ♪」と言います。
いわゆる煽りのヘイヘイじゃなく、歌うみたいな。音程はミソミー♪ くらい。
それがすごく優しい響きですきです。



迎え入れられた店内で物色するのはひたすら雑貨とときどき服。
今回いろんなとこで新しい種類を見つけては買い足しちゃったのはかわいい石鹸。
四角いかわいいカンカンに入ってるんだぜ……思わずお土産に買っちゃうんだぜ……
友達にあげられるかな~ってちいさなポーチとか、その子どもちゃんにおもちゃとか、きれいな絵はがきや、紅茶入れ。

老夫婦がお茶飲んでまったり営業してたきれいなギャラリーでこまごましたものたくさん買ったら、


『あなたたち日本から来たの? とてもいい買い物したわね』

とおばあさん。にこにこレジを打って「あらら」と一回間違えて、端数を「いいのよ」とおまけしてくれました。

ねんねタイムに入ったちろすけを妹がだっこバンドに入れて、心行くまで店内を眺めて


「どうしようこのりんご欲しい……」

妹がりんご型のサンドイッチケースに恋をしました。


「買ってあげるよー?」
「まーさんに怒られるなー……『かなちゃん、あとたった4ヶ月なのに……』って」

妹夫婦、4ヶ月後にはスウェーデンを離れて日本に戻り、そのあとすぐにオーストラリアに住む予定。地球を股に掛けた引っ越しは、一苦労のはず。


「まあ……そのときはそのときじゃない?」
「だよねー」

こうしてモノが増えていく、妹さん家。


ぶらぶらスルッセン、小腹が空いた。


「ここ美味しいって評判のアイスクリーム屋さん~まだ私も食べたことないの」
「食べよう!! じゃあええと、カップひとつをわけっこで……アイスはふたつ……みっつ?」
「いいねー!何がいい?」
「ラムレーズン!と……マカデミア……あとあのカシスシャーベット的な」
「ハロンだねー」

気のよさそうな店のおじいさん、私たちの前に並んでいた女の子が長考に入ったのを見て、コーンやカップの整理にいそしみます。
先に頼んでもいいかしら。女の子は真剣な顔。

「決まった?」と妹が聞いたら、むうんと眉をしかめたまま首を振り、手で「おさきにどうぞ」の仕草。


失敬してお先に、おいしいアイスゲットだぜー
したたり落ちそうなのをおっとと舐めつつ、近くの公園へ。


「妹さん、謝らないとならないことが……」
「え、なに。」
「お借りした帽子にカシスがついた」

我慢できずにスプーン使わずに顔を寄せて舐めたらね……

心とろける美味しさでした、三色アイス!
妹の標語は「いちにちいちアイス!」だそうです。
うむ、りっぱなココロザシだ。


雨がぱらついてきたので、ちろすけの眠るベビーカーにレインカバーをかけて、ここで妹と別れ、本格的に買いに走ることに。



小魚けいこと小魚家


ソホ地区からスルッセン、歩いて歩いてガムラスタン。
相変わらずちいさなポーチとか、ぺったんこの花瓶とか、絵はがきとか、薄いファイル、紙の袋なんかの小物類をちょこちょこ購入。
ここはどこだ、と地図を開いていたら

(地図の素早く読めない人間ですが、時間で余裕があればだいじょうぶ)


『だいじょうぶ? 何か手伝える?』

と上品なご婦人に声をかけられました。


『だいじょうぶ、ありがとう』
『あなた日本から来たの?』
『そうです』
『私は日本が大好き! 7回も行ったわ』
『わお』
『日本のテレビも好きよ、見たわ』
『テレビ……どんなテレビ?』
『NHK! NHKの~~(ここ聞き取れなかった)』
『そうなの』
『すてきな国! すてきな国ね』
『おー……』(あいづち上手になりたいなあ!)
『よい一日を!』
『ありがとう、あなたもね』

日本人ってぱっと見てわかるものなのね。
そういえばまーさんに「日本人オーラ出てる」と言われたな。

街でひとに話しかけられるっていいイベントですね。


ガムラスタンを歩いていたら、去年妹を訪ねてきたときに連れてきてもらった道に気づき、たしかここを行くと……あ、いたいた。と赤い帽子のおじいさん小人の人形にごあいさつ。
トムテっていうらしい。妖精さんなのかな。


去年の写真。


小魚けいこと小魚家


ちょうど1年前に見たお店をゆっくり眺めて、ああちょっと品ぞろえ変わってる……とか思いながら、またしてもみっけてしまったかわいい石鹸をゲットし……
もっこもこの毛糸と毛糸製品を置いてあるお店で、ものすごく佇まいのうつくしいカップを発見してしまい、こ れ は いかん!とふたつをそうっとレジへ。
薄くて、静かに白くて、モノトーンの繊細なタッチでひかえめな絵が入ったカップでした。
トランクの中で割れてませんように。


お店も閉まるくらいの夕方になってから(早い店は4時とかに閉まります。お客がいても電気が消える。こうしてみると蛍の光ってやわらかい文化ですね)、7時頃にさわら家に帰りました。


「おかえり~! 遅かったねえ、どこかで倒れてしんでんじゃないかって言ってたんだよ~!」
「いやいや。おう? 携帯に着信とメールが」
「携帯の意味ないねえ~」


夜は、小魚父特製のカレー。
おなべでお米を炊いて、サラダはサーモンで妹がこしらえてくれました。


小魚けいこと小魚家


座りしままに、美味しくいただきました!
ごちそうさまです。


夕飯を拵える父とまーさんの図。


小魚けいこと小魚家

さっそくりんごで遊ぶちろりんの図。

                     


小魚けいこと小魚家



またえらく間が空いてしまいましたが飽きずに続けます、夏の旅行記。


スウェーデン4日目。

今日は妹が「なあんにもないとこだよ~、ガイドブックにも載ってないの。のんびりできるよ。」とオススメてくれた、フィアデルホルマーナという島に行きます。
なあんにもないなんて、なんてすてきなんだ。


まずは地下鉄でエステルマルムまで。
……駅の壁にふしぎな目があったので覗くと、
中でスローな人形劇が。

小魚けいこと小魚家

小魚けいこと小魚家


子ども向けのスペースかな?

エステルマルムから船に乗って30分。

小魚けいこと小魚家

ちろすけはママの膝がいちばん好き。

小さな島に到着です。

小魚けいこと小魚家

まずはお昼ごはん。


小魚けいこと小魚家


昼酒の旨さよ……
こちらへ来る飛行機の中から胃の調子が悪い私、酒はいかんとただの水を頼みましたが、結局父のビールをかすめ取り、妹のワインをかっぱらい、ただの酒好きとなってしまいました。
頼んだスモークサーモンは絶品でした。ほっくほくの新じゃががクリームソースの海で泳いでこれも旨い。

妹夫婦はちっちゃなスウェーデンロブスターをしばいてました。ソースが美味しい!というので、じゃがいもを出張させて泳がせてぱくつきました。



小魚けいこと小魚家


父はチキンとシーザーサラダ。これも旨い……


小魚けいこと小魚家

ちろすけはベビーカーに乗っていましたが、ぐずったのでベビーチェアへ移り、さらにはやっぱりママの抱っこへ移行。


小魚けいこと小魚家

誰かが交代で抱えてごはんです。
父も育爺ぶりをいかんなく発揮してよく抱えていました。


島に来ている人たちは、家族連れも多かったですが、年輩のご夫婦や、友人同士らしき女性の二人連れなんかもたくさん見ました。


小魚けいこと小魚家

りっぱな体躯のおばあちゃんやおばさんが二人で向かい合って、たばこなんかふかしながらおしゃべりに夢中なのは、うらやましい光景です。
あんな老後を送りたいのう。



食後はゆっくり島を散歩。


小魚けいこと小魚家

めちゃめちゃ良いお天気です。


小魚けいこと小魚家

小魚けいこと小魚家

小魚けいこと小魚家

ちいさなお土産物屋さんが並ぶ以外は、自然のまんまの島。ここら一帯の基盤は岩で、その上に少しばかり堆積した土に植物が生え、また家を建てしている状態なんだそう。
ふしぎなきのこや、見たことのない花にはしゃぎました。
お店で見つけたものたち。
きれいなガラス玉。


小魚けいこと小魚家

ちいさなちいさな花瓶のペンダントトップ。

ほんとに花が生けられる!


小魚けいこと小魚家

ちょっとアフリカンな匂いのするお店で、虹色に編まれたポーチを買いました。
何をいれようか。

ゆっくりゆっくり、何にもない島でぼうっとできるって最高のぜいたくだな。


小魚けいこと小魚家

でもゆっくりするのが苦手な我が父、さくさく歩いてよし帰ろう!みたいなオーラを出すので散策もそこそこに帰りの船に乗りました……



街に着いてから妹夫婦と別れ、父と二人で街歩き。

セントラレン、中心部付近で買い物を楽しみます。
このへんは父の写真より……


小魚けいこと小魚家

まぶしいくらいの日差しから逃れて本屋さんに入ったり、昨日もじっくり見た雑貨屋さんをふたたび嘗めるように楽しんだり。
気まぐれに入った鞄屋さんで花のかたちのポーチに恋してゲットしたり、日本では入ったことのないH&Mでぽんとジャケットを買ったりしました。
なんだろうね、この買い物欲。
ふだん本以外の物をあんまりぱかぱか買わないんだけど、―――それはいったん買い出すと服も小物も好きで際限がないからなんだけど、この旅先では、ああいいなと思ったもの全部つれて帰りたくなります。
帰ってから使う度に、楽しかったこと思い出せるのがいい気がする。


地下鉄で帰って、まずビール!!昨日の残りのハムも開けちゃえ。

「あれ? そうめん茹でようと思ってるんだけど……」
妹に言われて
「そうめん!茹でて茹でてー」
と餌待ちのヒナ状態。実家から妹へ横流しされたお中元のそうめんに舌鼓を打ちました。
そうめんの茹で具合には定評があるかな。
まーさんが摺り下ろしてくれた生姜と切ってくれたネギもよく効いてて旨いのです。
ご馳走になってばっかやな。


ちろすけは最近お気に入りの、だしとみりんで茹でたにんじんをもぐもぐ。
自分で持って噛みちぎります。
おかゆも食べてよと口元に持って行くも、5回に4回は「ヤ」と首を振り拒絶。

おかあさんが心をこめて作った離乳食、気が向いた分だけ食べる王子様です。
ミルクとにんじんとハイハインとえいせいボーロが今の彼の主食かな?
ちょっぴりふりかけかけたら食べてました、海の幸おかゆ。

ご飯のあとは、三日ばかり前に妹がたらふくコーヒーを飲ませてしまったために完全にラリってご臨終してしまったパソコンをおもちゃ代わりに使わせて貰ってご機嫌。

小魚けいこと小魚家

ぜいたくなおもちゃやのう~。
ベートーベンが運命弾くみたいなキーボードタッチです。
このあとすぐ、キーをはずしてモグろうとしたため強制終了。
赤ちゃんの行動は予想つかんなあ……!


ちろすけ、この日はめずらしく9時にご就寝。
大人の時間だー!といいつつがっつり疲れていた私たちも10時にはご就寝でした。
夜は早く寝て朝は5時に目が覚める、ご老人のような生活が続くスウェーデン暮らしです。

窓からお隣のマンションを見下ろせば、灯火はみんなロウソク。
スウェーデンのひとたちは、電気代がとっても低いのらしい。
電気よりロウソクで暮らすって、どんななんだろう。
……なんとなく、心持ちが穏やかでいられそうです。


小魚けいこと小魚家


スウェーデン3日目。

今日は妹さんが

「おねえちゃんを一回連れて行こうと思って!」

と意気込むホテルのビュッフェを食い尽くすため、朝ごはんをちょっとセーブして、エステルマルムという街へ。

ちろすけを抱えて88段の階段を下り

(エレベーターのない建物の5階に住むかな夫婦。毎日ちょっとしたアスレチック。「でも痩せない……」by妹)、地下鉄で4駅行けば、エステルマルムに到着です。


予約したお昼まで時間があるので、てけとーにそこらのお店をひやかして……私は今回雑貨を買い付けにきたようなものなので、こまごまいろいろ、ポストカードとか、カードケースとか、ペットボトルとか、とにかくちまちまと手を出します。
よーし次はどのお店……と思ったら、


「……ちろすけが臭いです」
「おむつ換えに公園に行きましょう~」



小魚けいこと小魚家

きらきら木陰の芝生の上にピクニックシートをひいて、もりもりのおむつをささっと交換。
ちろすけは芝生の感触がふしぎで苦手らしく、シートの外には絶対出ませんが、くるくるあたりを見回して物珍しげ。

私の買ったお土産のショップバックをおもちゃにご機嫌で遊んでいます。


小魚けいこと小魚家


小魚けいこと小魚家

小鳥ちゃんも水浴びしにくるみたい。


小魚けいこと小魚家

しばしその場でのんびりしてから、もうちょっと雑貨屋さんをしばいてゆきます。


※小魚家では、お店をひやかしたり買うモノを物色したりすることを「しばく」「しゃぶる」などと言います。発祥源は父。


ひとしきりしゃぶったあと、いよいよホテルでお昼ご飯。
外のテラス席で、「ベントーコース、スイーツバッフェつき」をいただきます。

……ちろすけの手の届かない位置に固めて、彼を誰かが抱き抱えながら交代で。

小魚けいこと小魚家

ベビーチェアに乗せるとちょっとご機嫌。
でも飽きると「抱いてー」って泣きます。
うむ、赤ちゃん連れでゆっくり食事を楽しむってなかなかに技がいるのな。慣れたようすで妹はにこにこご飯を頬張っていました。


小魚けいこと小魚家

美味しい飲み物:
父はビール、私と妹はオレンジジュース、ちろすけはミルク。

そうこうするうちにちろすけが夢の国へ旅立ったので、だっこバンドで抱えつつ大人たちは本格的にがっつり食べる態勢に。

小魚けいこと小魚家

ベントーは日本風のメニューですが、スウェーデン人は濃い塩味が好みなのでどれもなかなかに濃い味です。ごはんが進む!

(日本食でも寿司は特に人気らしいです。マクドナルドよりスシバーの方が店舗数が多いとのこと。そこでも、醤油の消費量は半端ではなく、「スウェーデンの人、余った醤油最後に飲んじゃう……」と妹は言っていました。塩分濃度だいじょうぶだろうか。
でも、寒い地方って味付け濃いですよね。体が求めるのかな。)


食べてるうちに吹きっさらしがちょっと寒くなってきたので、中に移動したくなった面々。
「寒いのでおうちに入れてください、って言ったら中で食べさせてくれるかな?」
「テーブル会計だからいろいろ面倒でいやな顔されないかな……」
ベントーを運んできたときもちろすけの手の届かないところへ丁寧に置いてくれたハンサムなウェイターさんに
「寒いから中に入りたいんだけど……」
というと、
「もちろんいいよ!」
と荷物を全部運んでくれました。よかったよかった。


いよいよスイーツバッフェです。

。。。。。。。。。。。いつか実になるマメちしき。。。。。。。。。。。。

スウェーデン含む北欧はいわゆる北欧海賊さんたち「バイキング」の国。

ビュッフェ、ともいわれる「ヨリドリミドリ形式」は、この地から来たんだそうです。



小魚けいこと小魚家

小魚けいこと小魚家

ずらり並んだミニっちゃいお菓子たちを端から順に乗せて乗せて……


こんなに。


小魚けいこと小魚家

超美味しかった。
もう夕飯はいらない……


腹ごなしにヒョートリエット市場のある中央街に。
スウェーデン人が愛するカンタレル(きのこ)満載の、果物野菜売り屋さん。

小魚けいこと小魚家

父がブルーベリーを買い求めました。
お釣りを渡さずに「これもどうだ旨いぞ」とすすめてくれるのを「結構です」辞退しつつ……

その後もいろいろしゃぶって今日の戦利品こんだけ。

小魚けいこと小魚家

ああ、買い物って楽しいなあ。


夜、近くのカフェレストランからピザを浚ってきてビールとワインで夕ご飯。お腹がチョコ満載の私は気持ちだけおつきあい^^

そしてそのあと、本日サーティワンになった小魚をケーキとシャンパンとブルーベリーで祝って貰いました。ありがとう!


小魚けいこと小魚家

ラオウを追い越しちゃった……。
妹夫妻の暮らすお家は家具付き。食器もたくさんあって、シャンパンフルートを拝借しました。
ありがとう大家さん。
釣り大好きなご夫婦だそうです。
(包丁がみんな魚用だったらしい)
妹手作りのチーズケーキ、美味しかったです。
夕べ、まとわりつくちろすけに「これガンガンしてつぶそっか~」とビニールに入れたクッキーを差し出していっしょに粉々にしてたのはレアチーズの下に敷く生地だったんだね。
上に立ててくれたロウソクの「フラー」は、こちらでの「イエーイ」とか「やったー」みたいなかけ声だそうです。
二人にスウェーデンのお祝いソングを歌ってもらいました。


小魚けいこと小魚家

♪やーもっはれーらっ やーもっはれーらっ
やーもーはれーらうって ふんだらほい!
♪やうぇすたらへーば やうぇすたらへーば
やうぇすたらへばうって ふんだらほい!


※聴こえたままに耳コピ。


……こっちの言葉って聞き取りやすいし発音しやすいけど、なんか日本の語感で面白い感じの響きが多いよね?
歌の最後に「ピー!」だったか「パー!」だったかのかけ声があって、皆でいっせいに「ふーら!ふーら!ふーらぁ!!」と盛り上がるのがお決まりらしいです。
えらく陽気な感じの儀式です。
よかったよかったおめでとうわたしサーティワン。


チーズケーキ、この日40°ほどいただいて、それからちょくちょく薄く切っては貰いましたが、何日経っても美味しいケーキでした。
ごちそうさまでした。しあわせ。


プレゼント、「なんか結構前からちょこちょこといろいろ見繕ったの~見てみて~」とたくさん貰っちゃいました。
わーいそんなん大好き!ありがとう!


小魚けいこと小魚家

大きな包みには白いワンピースが入っていて、体にぴったりのそれを試着してみて「ベルトはこれがいい、いやそれだ」とかひとしきりやった後に、体にぴったりすぎて脱ぐのに一苦労して、汚さないように頭から別の服をかぶった状態で――――――何分か放心しているところを妹に見つかってしまい
「だいぶ危ない人だった……」
という感想を貰いました。


どうしてそんなところばかり君に見つかるのかしら私。


この晩はしゃぎにはしゃいだちろすけ、その後12時までギャン泣きしながら寝てくれず……。
興奮させたのがまずかったかー。^^;



スウェーデン二日目は、遠出の散歩。

しっかり腹ごしらえ!


小魚けいこと小魚家

卵くらい手伝おうとして私が焼いたら一個つぶれちゃった目玉……


妹が住むのはセーデルマルムという、ストックホルムの中でも中心街にほど近い住宅地。てくてく歩けばガムラスタンという街に出られます。


街角にはいたるところに花壇が。


小魚けいこと小魚家


小魚けいこと小魚家

花って、目に優しいですね。


妹が「おねえちゃん絶対好きだよ」とオススメてくれるセカンドハンドショップ……いわゆる中古モノを扱うお店(日用品から衣類、骨董までさまざまに。掘り出し物も多いそう。)や、雑貨屋さんが並ぶ通りをずうっと歩いてお店を冷やかしながらガムラスタンへ向かいました。
セカンドハンドショップは楽しい……10クローネ、150円くらいでかわいい食器や小物がいっぱい売ってる。
うっかりすると「行商の方ですか?」くらいに買ってしまうのでセーブセーブ……

父はセーターを物色。
なかなか合うサイズが無かったのですが(XLばかりある……なぜこちらの男性は、いや女性もですが、あんなに背がスラ~っと高いんでしょうか?
人の間に立つと自分が林の木々の隙間にいるセミみたいな気分に。)
安価ですてきなセーターを2枚も見つけることができました!
1枚はまーさんに進呈。


ちなみにストックホルムは小さな島がいっぱい連なった街です。セーデルマルムも島で、ガムラスタンのある島とは短い橋で繋がっています。
少し歩けばすぐに海が見える。


小魚けいこと小魚家


小さな雑貨屋さんで、友達へのお土産をゲット。自分へのお土産もちょこちょこ買います。
通貨はスウェーデンクローネ。関空でのレートは1クローネ14円程度でした。20クローネ札に「ニルスのふしぎな旅」の絵が印刷してあったりして、きれい。


小魚けいこと小魚家


ふだんから小銭を溜めないように、端数を出す買い物をするのですが、こっちの硬貨はぱっと見分けがつきにくいかも。1クローネと5クローネが微妙な大きさしか違わない。

石畳の上を軽快に進むベビーカーはこちら製で、何が違うってタイヤがめちゃゴツい。がったがたの石の上をすばらしいスプリングで快適に滑ります。でもちろすけは、ベビーカーよりママのだっこが好き。
だから乗せるのは機嫌の良いときか、寝てるときです。ベビーカー、快適なただの荷物運び……


小魚けいこと小魚家
すっかり父が育爺に……


ガムラスタンでひとしきりお店をひやかして、絶対食べたかったワッフルのお店で絶品ワッフル&アイスを食して、


小魚けいこと小魚家

妹さんオススメのカフェでラテとベーグルとサンドイッチをテイクアウトして公園でぱくついて……



小魚けいこと小魚家

ベビーカーにはつねにピクニックシートとペグが積んであるのだそうな。
どこでもピクニックやな(^^)


海沿いの道を散歩して帰宅。


小魚けいこと小魚家

父はベビーカー担当で、急な階段に苦心してました(^^)



夜は近くのタイ料理屋さんでテイクアウト!
ナシゴレンとパッタイとトムヤムクン(辛い!)で、ビールとワインで乾杯。
妹夫妻はワイン消費量がハンパないので、ワインは瓶じゃなく箱から出てくるのです。外国ぽいなあ。