枝野幸男さん(立憲民主党・衆議院議員)のオープンミーティングで、共同親権のお話しがありましたので、ご紹介します!

 

 

 

35分08秒あたりから

 

 今、大変な問題が進んでいる。共同親権の話。私もいいかなと思った時期もあるけど。結婚しているパートナーの子に対する親権は両親が共同でもっている。離婚後はどちらかが親権者になっている。1人になる。離婚後も、両親とも、子に責任があるのだから共同親権認めようよという一見もっともらしい考えが自民党などを中心に広まっている。

 

 なにがまずいのかと皆さん思うかもしれない。離婚した後も元夫婦が子どものことでうまくやっているのなら親権なんてどっちにあろうとほとんど関係ない。親権がないからって、親が子どもにいろいろ言っていし、面会交流もできる。未成年者の契約取り消しや法定同意権などが親権。離婚した後も元夫婦がうまくいっているなら親権がどうだろうが、子のことは仲良く相談できていればいい。

 

 そうでないケースが問題だ。一番まずいのはDV。男性から女性も、女性から男性も、加害者になる。どちらのDVでも、まずは逃げることが大事だ。特に男性からのDVで、妻が子を連れて逃げる、どう保護するかを、一生懸命やってきたわけです。夫に居場所がわかったらストーカーみたいになり、また連れ戻される。どう引き離し、保護し、保護した状態でどう離婚を成立させるかが実務の面では大変だし、大切だ。

 

 共同親権になったら、「離婚は認めるが共同親権だ」と。DVしている夫ないし妻が言うはずだ。いろんなことが片方の親だけでは決められなくなる。離婚後共同親権になったら子が、高校に進学したいといったら、双方の意見が違ったら子はどうすればいいのか。そのつど家裁に判断してもらうのか。そんなの成り立たない。医療行為の場合も。子どもに手術する時は親の同意書がいる。父母の意見があわなくて同意がとれない、DVから逃げているので、親の承諾をとれない、こういうことはある。子に手術した医者を訴えたケースがある。だめでしょ。

 

 繰り返しますが、別れた後も子どものことについて円満に話せるなら、どちらが親権者でも関係ない。DVとかやっていた奴にかぎって共同親権と言っている。いかにも自民党らしい。こんな話がすすみそうだ。なんとか止めなければいけない。

 

 以上です!この問題は、子どもの人権にかかわるので、本当に多くの方に正しく認識してもらいたいことです。枝野さん!ありがとうございます!!