私は近所の仲良し親子と一緒に「がんばろう石巻」看板前で開催された慰霊祭に参加しました。
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事前に、鎮魂の思いを込めて灯す“灯籠”作りのお手伝いをさせて貰った事もあり、子ども達も何となく“誇らしげ”に参加していたように思います。
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そんな元気いっぱいの子ども達も、1分間の黙祷中はじっと動かず目を閉じていました。夜になって灯籠に明かりが灯されると、光が向かう空を見上げて「あの辺が、●●君の星なんだよな!」と、大津波の犠牲となったクラスメイトとの思い出を教えてくれるのでした。
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あの時、まだ1歳、0歳だった子ども達も一緒になって手を合わせました。
写真に写る私の息子は、当時1歳11カ月でした。隣にいる女の子も同じ年です。でも、ちゃんと伝わっています。あの時から今まで、どんな人達と出逢い、どんなことを乗り越えてきたのかを。
被災地では、まだまだ子ども達の成長に関わる問題が山積しておりますが、こうして「心優しく・逞しく」育っていくことができるのも、様々な苦難を乗り越えてきた被災地だからこそと感じます。震災を体験した子ども達が成長していく姿こそ、私達が後世に伝えていかなければならない記憶であると改めて実感した節目の日でした。