冬の保存食準備
暮れの御挨拶とともに白菜をいただきに行く。
「おらいの息子やったんだけどはっぱダメで」
「なぬすやケーボ畑やってんのすか!」
すんません。
お盆にもらった白菜の苗、失敗しました。
ん?この網・・・・・・
切干大根?
車椅子も積むし、
白菜なんて楽勝すよ。
常に新聞紙やらペットの水やら、
椅子とテーブルも積んであるし。
毎日食べるわけでもなし。
食べるぶんだけ買えばすむ話し。
でも最近お金で手に入るものに感動しなくなってきた。
仕事で数字ばかり見てるせいか。
この白菜も、タダでもらったわけでもなく、
買ったのとも違う。
さすがプロの出来は違うね。
しかし年寄り同士の話題はもっぱら、
いつからデイサービスに行くか?
「畑やってっと介護認定受けられねっつど」
(畑をやってると介護認定受けられないわよ)
「なぬや!なじょすっかな」
聞こえないふりしてよ。
くどいようだが買えばすむ話しである。
「雪降っとあんだ来らいねがら!」
(雪が降るとあなたが来れないから)
はいはい冬の保存食なんでしょ。
わかってます。
やる気あるってば。
自分用の鍬、買ったでしょ。
どうせ毎週行かなきゃないんだし。
どっちにしてもいっしょでしょ。
迷惑かけたくない?
誰だって年とれば皆いっしょだから。
行く先はみないっしょ・・・・・・
早く死んだほうがいい?
そのうち死ぬから心配すんな!!!
(ほぼ実際の会話です)