リスクをとらない人がトップになった時その下で働く人は不幸になる | 古材屋の温故知新

リスクをとらない人がトップになった時その下で働く人は不幸になる

新国立競技場の右往左往。
もう一度、コンペをやり直して半年以内に設計を決定し、20年春に完成させ、
五輪には間に合わせるという計画見通しが示されました。

国際コンペでデザインを国際公募した際に「1300億円程度」という条件の中
新国立競技場をとった「建築家ザハ・ハディド氏」
私は建築家ではなく「デザインだけ」と言って13億円とプラスして
過去の判例から違約金や賠償金として「10億円から最大100億円」言われます。
「建築家の名が泣くでしょう!!」と言っても外国人・・・話は契約です。

では、このコンペの委員長「建築家安藤忠雄氏」は
「自身はデザインを審査しただけで建設費の高騰には一切関与していない。
 当初1300億円を予定していた総工費が2520億円にまで膨れあがってしまった以上、計画の見直しはやむを得ない」
と発言しています。1

新国立競技場の建設主体となるのは日本スポーツ振興センター(JSC)
JSCの鬼澤佳宏理事は
「(デザインの変更は)決定の経緯、条件、約束があり、国際的にも安藤委員長に難しいと判断された。」と語り、
当初予算を大幅にオーバーすることが確実になったザハ・ハディド氏デザインの当初案が最後まで
変更されなかった背景に、安藤氏の意向が強く働いていることを示唆しました。

日本ラグビー協会の会長を務める森喜朗元首相が悪者になりましたが
「2019年ラグビーW杯を新国立競技場をやりたい」は今回のデザイン設計、その予算にはあまり関係ないようです。

下村文部科学大臣はそのトップでしたが
建築界の重鎮であり世界的にも高名で、なおかつ石原慎太郎元東京都知事を始め
多くの政治家や有力者とも親しい関係にある安藤氏が、審査委員長として直々に選んだザハ案を
白紙に戻すまでの発言権(力)はなかったようです。

安藤審査委員長は会見で
「徹底的に議論して、調整しないといけない。一人の国民としてそう思う」と語っています。

新国立競技場は工期がなく、発注先は決まっていたのですから
そのゼネコンの「大成建設」「竹中工務店」は相当のリスクを背負ったと考えられます。
(ひょっとしたらその下請け・孫請けにそのツケはいったかもしれませんが)