負け方の美学 3 | 古材屋の温故知新

負け方の美学 3

12年会社に務めて、34歳の時、父から「経営を受け継ぎ」ました。
代表取締役社長となりました。
私には3つ違いの弟が居て「専務」となり支えてくれました。

社員は若い人材を積極的に採用して50名積極的な経営に乗り出しました。
「リフォーム会社」を設立。外壁工事などの施工にも取り組みました。
いずれも「時代の流れ」でブームでした。売り上げは順調に伸びました。
将来の地域の中小工務店の衰退を予測して、大手ゼネコン、ハウスメーカー等
との取引を成功させ、地域で『NO1の売り上げを目指そう』と経営計画を学び
「地域で給与の一番いい会社」を作り、「社員が幸せの感じられる会社」を
目指しました。周囲からは「新しい社長は勉強熱心で積極的でいい会社を作る」
と好評価を頂きました。

決算書も在庫調整で「利益を確保」しました。「資金繰り」も売り上げが伸びて
いるので問題なく推移しました。しかし「若干の不安」もあったんです。
「利益率」は確実に下がっていました。父は経営をバチンタッチする前に
「売り上げも大事だが、利益率はもっと大事」と言っていました。
「売り上げは上がっているが利益率は下がっている」状況になっていました。

38歳の時にランチェスターの法則を真剣に学びました。
ランチェスターの法則とは


第一次世界大戦の頃、イギリス人のエンジニアF・W・ランチェスターが
自分が開発した戦闘機が戦争でいかなる成果をあげるのかに興味を持ち
研究した結果、兵力数と武器性能が一軍の戦闘力となり、敵軍に与える
損害量を決めることを発見します。これがランチェスター法則です。
第二次世界大戦のとき、アメリカ軍はランチェスター法則を応用し、
戦闘力を敵軍と戦う直接的な力と、敵軍の後方を攻撃し敵が戦争をすること
を困難にする間接的な力に分けてとらえます。
それで形勢を逆転し日本を敗戦に追い込んだのです。
現代では多くの企業がその考え方を取り入れ、企業コンサルタントも
調査段階で導入をします。
ランチェスターの法則は大きくは以下の3つから成り立ちます。
1. 弱者と強者
自社が「大手か?中小零細か?」
2. シェア
その商品・対象地域でのシェアはNO1か?  
3. 市場
市場として「成長するのか?」「成熟しているのか?」

ランチェスターの法則はもちろん知っていましたが、私が「強者」と思って
いるところにそもそもの間違いが有るのではないか?