ボクが20周年記念誌に寄稿させていただいたモノです。





合掌


諫早西道院設立20周年の喜ばしきこの節目を、

最愛の息子二人を通じ“ご縁”を頂けましたことを感謝すると共に、

先ず以って心から「おめでとうございます」。



このご縁の始まりを思い起こすとき、

真新しいノリの効いた白い道衣を母親に着せてもらい、

初めて締める白い帯に、

期待と不安と“恥ずかしさ”から神妙な面持ちだった子供の姿が、まるで昨日のようで、当時は、毎回毎回「こんなこと習ったよ♪」と誇らしげに、私たち夫婦や幼い兄弟に対して家の道場(リビング)で“型”を披露していました。



テレビで見るヒーロー番組に出る悪者を退治する「パンチ」や「キック」のそれに似て、きっと彼は既に強くなったような気持ちが嬉しかったのでしょう。



それも昇段試験の作文に取り組む頃から、

道訓の意味を本人なりに何度も読み返すことで小さな自己確立が形成されているように感じられました。



保護者である私自身、

少林寺拳法もさることながら、

柔道・剣道など「道」に対して学校の授業の中だけでしか触れていませんでしたから、我が子の姿勢からの気づきを感じずにはいられません。



このとき「聖句」「誓願」「道訓」「信条」の存在を知り、今まで思考していた「万事如意(思えばすべてが叶う)」という言葉が頭をよぎりました。



自分だけという利己的な考えに基づき、

思い叶ったとしても周囲からの批評・非難を受ける結果になり、決して幸せな結末を迎えることはできないことを、そしてその“思う”スタンスが自分自身だけでなく、相手を、そしてお互いを“思いやる”意識での願いであれば、その叶う速度も増し、心が穏やかな理想としての結果を招き入れることが出来る・・・少林寺拳法を通じ、親としてのエゴにとらわれがちな未熟な私が、子供の姿勢に気づかされた瞬間でした。



はじめに言葉ありき~と申しましょうか・・・

道場での修練の前に、

「聖句」「誓願」「道訓」「信条」を声に出して読み上げ・・・



その内容と言葉を一つ一つ心に刻む子供たちが置かれるこの環境が有難く、健全な精神と意識を基礎に育まれる身体づくりを実践される道院長をはじめ、諸先生方が築いてこられた20年の歴史に、改めて敬意を示させていただきます。



子供たちの変化に、親としての成長助長を受けている現実。



諫早西道院20周年は、

私にとりまして・・・


近い将来子供たちが成長し、


心の真髄を軸として行動指針を発揮できるその時を願い、単なる保護者ではなく、



「拳士の親」として今日からの実践を誓う節目になったようです。

結手