前にワイドパンツの記事を書いたけれど、今回はちょっと時間を遡って、私がレディースの服を着るようになった頃のことを書いてみようと思う。

 

実家は、本当に貧乏だった。

服も、基本的には兄のおさがり。

女の子が着ている服を見て「可愛いな」と思うことはあったけれど、「あれを着たい」と言ったことはなかった。

そんなことを言ったら、変な子だと思われるだろうし、仲間外れにされる。

子どもなりに、そんなことは分かっていたんだと思う。

だから、言わなかった。

 

中学生くらいになると、体のサイズ的に母の服が着られるようになった。

母が仕事に行っていて、兄も部活などでいない。

そんな誰もいない時間に、母の服を一式着てみたことがある。

そして鏡を見ながら、

 

「この感じが、わたしよね💕☺️」

 

って思っていた。

化粧品にも興味はあったけれど、口紅を手に塗ってみたら、どうやっても落とせない(笑)💦💦。

化粧落としなんてものがあることも知らなかったので、

 

「これは無理だわ……」

 

と、化粧するのは諦めた。

今思えば、かなり手探りだったのよね(笑)。

実家で暮らしていた頃は、そんな感じだった。

女の子の服を買ってもらえるような環境でもなかったし、自分から欲しいとも言えなかった。

それでも、誰もいないところで母の服を着る。

そうすると、

 

「この感じが自分なんだよね☺️💕💕」

 

と思う。

そんなことを、中学生くらいの私はしていた。
 

今の私がレディースの服を着ていることを考えると、ずいぶん長い付き合いになったんだなと思う。