バリ/旅日記


~はじめに~

3月10日天の舞で行われた震災のための追悼式に出席するために、
1日遅れで参加したミラローズのバリツアー。
今回のバリの目的は、光も闇も混濁し、また両方許されている
国バリ島での、1年に1度の全てが祈りになる時間「ニュピ」を
体験するためだった。
だけど実際行ってみたら、想像以上に大充実と初めての体験がいっぱい。
気づきと浄化の旅に良き変化をもらたしていた。
これはその旅日記です。

※ミラローズと行くばりツアーに参加。
※企画したのは沖縄ヒーリング☆パラダイス代表の
最高キャラでありエンターテイナーであるヒロミ姐さん
(通称ハマ姐さん)
※美しい女神のようなチャネラー ミラ・ローズ
※日本人には見えない、ネイティブアメリカンのような
通訳のちえこさん
※一緒にお祈りをしているパワフルなエナジーワーカーやよいさん。
※仙台から張り切って毒出ししに来たみちこさん
※東京からのすてきな女子3名の参加者さん
※現地に25年住んでいるヒロミさんの友人優しいナオコさんと
医学生のキュートなメナちゃん
※ミラの元コーディネーターでバリでバリバリ!(笑)
仕事をしているすてき女子大黒さんとスタッフさん

登場人物はこんな感じ。

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3月11日
みんなのツアーを追ってひとりで沖縄~羽田に向かい、
無事に飛行機に乗ってシンガポール経由でディンパサールに
到着した。
沖縄の夏みたいな暑さとムッとする湿気がアジアらしくていい感じ。
空港を出たら現地に住むナオコさんが待ってくれていた。
彼女はバリに25年も住む女性。主催者のヒロミさんの友人で
今回サポートをたくさんしてくれた。
ホテルは空港から30分ほどの街にあるヴィラ。
ホテルではなく、建物が一棟ずつ少し離れていて、緑溢れる庭があり、
素敵なインテリア。まさにバリ!という南国の庭と木の彫刻、
庭にプールがある。
まるでバリのガイドブックそのまま♪
先行チームはお買い物ということで、ご近所をひとりで
ぶらぶらするが、たいした店はなく、コンビニをはしごして楽しんだ。
道ばたにもたくさんのお祈りの供物や花が置かれている。
それがすごく自然な雰囲気。さすがバリ。

部屋も清潔でいい感じ。
今日は3月11日なので部屋でひとりでお祈りをする。
あれから2年後にバリにいるのも不思議な感覚。
夕方みんなが帰って来て、近くのオーガニックレストランに食事に
いく。今日はミラのバースディ。そして友人の弥生さんも同じ誕生日。
ちなみにヒロミさんのお母さんも誕生日だそうだ。
なんてパワフルなひとたちばかりだろう!と感心する。
お祝いのために用意された懐かしいバタークリームのケーキを
みんなで食べる。おいしい。
現地に住む方たちも合流して賑やかになった。

食事の後、現地の方にお祭りに案内してもらう。
今日は「オゴオゴ」という悪霊退散の祭りが行われるという。
街は超にぎやかで、お祭りの場所まで永遠と歩くと、そこには様々な
悪霊のハリボテを男たちがおみこしのように担いで登場した。
これは町内会で数週間前から集まりみんなでお金を出し合い制作したものだそうだ。
「バリはお祭りや行事にすごくお金をかける。
給料の半分くらいかけることもあるよ」と直子さんが話してくれた。
バリのひとたちはほとんどがヒンドゥー教で、神様を深く信じている。
様々な悪霊ハリボテがどんどん登場し、ひともぎゅうぎゅうで
小さな子供から大人までとてもエキサイティング!
おっぱいが垂れ下がったオババ風もあれば、
伝説の神様のすごく豪華なものから、マンガ風なものまでいろいろある。
この祭りを毎年みんな楽しみにしていて、一番盛り上がるそうだ。
もちろん悪霊たちもすごく楽しんでいるもよう。
悪霊のハリボテの写真を撮ったら、様々なオーブが映っていた。いきいきとした悪霊!
悪霊退散祭りというより、これはもう悪霊絶賛祭りだ。
悪も善も全てがあると許されているバリならではのお祭りだなぁと
感心する。
このハリボテに悪霊を降ろして、祭りの後は燃やしたりこわしたりして
浄化するそうだ。

闇も光も混同しているこの世界。バリではこの光と闇をどちらも大切にしている。
全てはバランス。闇を認めることで光のバランスも整うのだなぁと
なんとなく感じた。

旅の中で聞いた話だと、
バリ島では今でもホワイトマジックとブラックマジックが、
今でも実際に行われているという。21世紀にまだそんなことがあることが驚き!

ホワイトマジックは病気を治したり、悪霊に取り憑かれたひとの術を解く役目。
ブラックマジックは呪いをかけて、特定のひとに不幸を呼び寄せる術。
誰かにかけて、狂ったような行動をさせたり病気にしたりすることもある。なんと恐ろしい!
家族間でかけることもあるそうだ。
バリ人はかなり嫉妬深いところもあるという。

一番すごいと思ったのは、死人をも使うという話。
ヒロミさんが以前バリの人に聞いた話を教えてくれた。
小さな子供の死体を掘り起こして術をかけて、金持ちの家に入らせて盗みをさせるらしい。
その子供は真っ黒だという。一度見つけておいかけた人が言うには、
すごい勢いで逃げていったそうだ。
追いかけてどうするの?と聞いたら
「捕まえて瓶に入れる」と!
捕まえておくとブラックマジシャンがちゃんと場所が分かって取りにくるそうだ。
ブラックマジックが普通にこの世で使われているというのに驚き!
なんという話だろう。
「え?それ本当の話?」と聞いたら「そうらしいよ!」とヒロミさん。
いやいや、バリはネタの宝庫だけど、ヒロミさんがいると
様々な情報が炸裂していて面白い。

深すぎるバリ島。おそるべし。

明日はいよいよバリの新年「ニュピ」。
この日は空港も閉鎖され、外出も禁止される神聖な祈りの日。
さて、どな時間になるのだろう。