家族への緊急連絡先がわからない!

家族、親族、身元保証人のサインがないと
緊急搬送されても入院させてもらえない場合があります。

横浜市内に住んでいた頃、ある日突然
東京都内の大きな総合病院から、電話がかかってきました。

事務員さんだと思ったらなんと!
医師👨‍⚕️から直接かかって来て

「妹さんが運ばれて来て、紙におねえさんのこの電話番号が書いてあったのです。」

「お越し頂けないでしょうか?」

私は、当時からCFSのためにベットで休んでいたため、

とても、その病院まで自力で辿りつけそうもありません。

すると、医師が、私の家から、病院までの
電車の乗り換えルートを詳しく話し始め、

懸命に説得し始めました。

主人が帰って来るのを待って、車で連れてってもらいましたが、

医師が患者の家族に必死で来るように電話するというお仕事までされていることに、驚きました。

医事課の仕事だと思っていたからです。

妹は、小学生より同じく、重度のCFS(慢性疲労症候群/筋痛性脳脊髄炎)のために
妹の主治医が、転院する度に引っ越しを繰り返し

そこがどこであろうと、自分の体力で通院可能な範囲でアパートを借りていた時代
(日本に診て下さる医者が数名しかいないというのは、こういう現実が突きつけられるという事です。)

CFSに合併すると言われる顎関節症で
顎(あご)が、すとーんと落下する状態を繰り返していました。

ちょうど、どこかで、顎が、落下して
その総合病院に運ばれたのです。

しかし、顎がすっぽり落下しているので

全く喋れなくなります。

個室に通されると、頭から顔中、包帯で固定され、ぐるぐる巻きの真っ白な頭から顔面で
エジプトのミイラのようでした。

喋るどころではありませんでした。

どんな知らない土地で、緊急搬送されても良いように

紙でも、メモでも、なんでもいいから、
親族の連絡先は分かるように書いておかないとダメだなぁ。

しみじみと体験したのでした。

#ヘルプカード  を持つように口うるさく、早、
6年も言い続けているのは、

そんな体験を経験してる老婆心です。

さて、お手紙、読んでみましょう!