２０１９年１０月
突然襲って来た
「肛門周囲膿瘍」
切開手術の後は
座禅もヨーガも出来ず、
単純に仕事が出来ない状況に
仕事が出来ない＝無収入
ここから、自己破産への道が
急加速で始まった。
まず、車のローンが遅延になり
カードローンの支払いが遅延に。
大切な工具を売ったり、
趣味で集めたミニカーを売り、
身近で不要な物を売り、
日々、支払いに追われる・・
朝から晩まで、カード会社から
支払いの催促の電話が止まらず、
電話の着信音が鳴ると震える・・
そして、３週間が経った頃、
車のローン会社から電話が。
ローン会社：「支払いの見通しはどうですか？」
俺 ： 「まだ、見通しがたちません」
ローン会社：「では、車を引き上げます！！」
はやぁ！！
そんな直ぐに引き上げるんだ・（涙）
悲しい・・
大事に乗って来たハイエースが・・（涙）
支払いの遅延が始まった位で、行政の窓口に相談へ行き、
弁護士を紹介してもらっていた。
自己破産にかかる費用はおおよそ５０万円
この額を一括で払える訳もなく、弁護士費用を分割に
してくれる弁護士を探してもらった。
家から７０キロも離れた宇都宮市内の弁護士だ・・
弁護士に今の状況を説明して行くと
弁護士の答えは「自己破産をお勧めします」
いゃ～、お寺を続けたいから家は残したいんだよ・・
弁護士に家を残して借金を減額して返済する
「個人再生」で進めたいと伝え、個人再生の道が始まる。
まぁ、どこの弁護士も手続きが簡単な「自己破産」が
有難く、手続きが面倒くさい個人再生は嫌がるんだ。
簡単に債務整理と言っても、
貯金も無い、カードも持てない、ローンも組めない・・
この先どうなるんだろうって言う不安しかなく、
弁護士にも良く考えて、考え抜いてから決断して
と言われ、妻と真剣に話した.。
そんな事をしているうちに、カードローンの遅延金が
爆発的に増え、完全に支払いが出来ない状況になった。
ここで、弁護士と委任の契約を行い、
よいやく債務整理への戦いがスタートした。
毎日毎日鳴りやまない取り立ての電話が止まり、
精神的には少し楽になれた。
でも.楽になれるはずもない・・
使っていたクレジットカードは全て止まり、
銀行の口座が凍結されてしまった。
YAHOOだ、Amazonだ、Appleも全てが
クレジットカード決済になっているし、
毎月、自動引き落としになってるやつは
銀行を変えなければならない・・
ネットで色々と調べ、
楽天銀行の口座を新規で開設して、
同時にデビッドカードを申し込んだ。
YAHOOだ、Amazonだ、全てのカードを変更し、
電気だ水道など、口座から引き落とされるのを
全て口座を変更した。
全ての手続きを終えるには、物凄い手間と
長い時間がかかった・・
ただ、一つだけ出来なかったのが「ETC」
ETCカードだけはクレジットカード扱いで
作る事が出来なかった（涙）
今までETCだったから、現金払いになると
割引がなく、とても割高に感じてしまう。
借金は減り、精神的には楽になっても
やはり、債務整理は事故であり、
ブラックリストになる訳だから、
かなり厳しい現実が待っていると言う事は
間違いのない事実だ。
今まで、人を救う為に必死で小結寺を造り、
飲みに行くのも、ギャンブルも、タバコも止め
贅沢は全くしてこなかったのに、債務整理と言う
事になり、しばらくは現実を受け入れられず、
自暴自棄になってる自分もいた・・
ただ、夢であった小結寺の無料化と言う面では
少し近づけた気もする。
これから、コロナウィルス関連で、
自己破産する人が増えるかも知れない・・
経験者から言わせてもらうと、
やはり、信頼できる弁護士を見つける事。
そして、時間をたっぷりかけて良いので、
慎重に悩み、出来るだけの事をして、
最後の最後に決断して欲しい！！
自己破産だけは、やっぱり取り消したい！が
出来ないから、慌てずに決断して欲しい。
俺も物凄く将来が不安だ・・
この先、車が壊れたらどうしよう・・
あ～、車検の費用が無い・・
あ～ パソコンが壊れた・・
など、考えれば考える程に怖い。
まぁ、この現実は変えられない・・
この現実を真摯に受け止るしかない。
これから、弁護士と手続きが進められ、
最終的には裁判所が判断し、
半年後ぐらいに個人再生が確定する。
まだまだ続く債務整理・・
そこにコロナウィルスか・・
最悪だ・・