昨日の「N響ほっとコンサート」に続いてアレグリーニがソリストを務めるということで、月曜の夜ではありましたがチケットを購入しました。
今夜の公演ではプレコンサートとしてモーツァルトのオーボエ四重奏曲が演奏されました。
ミューザ川崎シンフォニーホールの素晴らしい音響に加え、演奏者1人ひとりの高い技量も相まって、「プレコンサート」と呼ぶにはもったいないほど充実した演奏だったと思いました。
昨日のほっとコンサートでは、ハイドンの交響曲第73番「狩り」の終楽章のみの演奏でしたが今夜は全曲です。
10型のコンパクトな弦楽編成での演奏は、久しぶりで新鮮に感じられました。
郷古さんを中心としたN響弦楽陣の魅力が存分に発揮されてとても素晴らしい演奏でした。
下野さんは指揮棒を持たずに指揮をされ、ときおり大きな身振りを交えながら音楽の流れを分かりやすく示していました。
その振りを見ていると昨日同様に「終楽章のあの場所でまたフライング拍手が起きるのでは……」と思っていたのですが、やはり拍手が始まってしまいました。
その後、弱音で曲が締めくくられると、下野さんは昨日同様に客席に振り返って「終わりっ!」と一言。
その場は大きな笑いに包まれました。
「あえてあのような振り方をして、お客さんを少しミスリードしたのでは?」
とも思いましたが
パンフレットに「消えていく終結」と書いてあるからミスリードでもなんでもないかな。
読まれていないパンフレットが気の毒
でも、それも含めてフェスタサマーミューザらしい遊び心なのだろうと感じほのぼのとした気持ちになりました。
今回最も楽しみにしていたアレグリーニは、今日も期待どおりの演奏でした。
リヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲第2番は、昨日のモーツァルトに比べるとソリストにとってもオーケストラにとっても格段に難易度の高い作品だと思いました。
そのためか、アレグリーニさんにもわずかに音程が不安定に感じられる場面があり、オーケストラもトランペットやクラリネットに少し乱れが見られました。
それでも、第2楽章のオーボエとのユニゾンは見事に息が合い、終楽章の速いパッセージも軽々と吹き切る圧巻の超絶技巧で、会場を大いに魅了してくれました。
アンコールは昨日と同じロッシーニの「狩りのファンファーレ」に加え、メランコリックな「鳥の歌」も披露してくださいました。
それでも、第2楽章のオーボエとのユニゾンは見事に息が合い、終楽章の速いパッセージも軽々と吹き切る圧巻の超絶技巧で、会場を大いに魅了してくれました。
アンコールは昨日と同じロッシーニの「狩りのファンファーレ」に加え、メランコリックな「鳥の歌」も披露してくださいました。
昨日お話されていた平和への願いが「鳥の歌」に込められているように思いました。
後半のメンデルスゾーン「夏の夜の夢」は、昨日よりも長い構成で、安定したアンサンブルが美しかったです。
この曲では下野さんは指揮棒を手に取り、作品ごとにアプローチを細かく使い分けていることがよく分かりました。
こうしたディテールへのこだわりこそが、良い音楽を生み出すために欠かせない要素なのだと改めて感じました。
序曲冒頭の木管による和音を聴くたびに、「シェエラザード」の冒頭を思い出します。
序曲冒頭の木管による和音を聴くたびに、「シェエラザード」の冒頭を思い出します。
和声の進み方がどこか似ているような
この作品でのフルートは弱音や高音のコントロールが非常に難しいなぁと思いますが、神田さんは今回も見事な演奏でした。また、夜想曲でのホルンの今井さんも昨日に引き続いて良かったです。
ラストの結婚行進曲では、トランペットをはじめ各パートが終始安定し、華やかな響きをホールいっぱいに広がりました。
この曲で注目したのはシンバルです。
この作品でのフルートは弱音や高音のコントロールが非常に難しいなぁと思いますが、神田さんは今回も見事な演奏でした。また、夜想曲でのホルンの今井さんも昨日に引き続いて良かったです。
ラストの結婚行進曲では、トランペットをはじめ各パートが終始安定し、華やかな響きをホールいっぱいに広がりました。
この曲で注目したのはシンバルです。
音量だけでなく、強弱や響きの微妙な違いを巧みに表現する奏法を間近で見られるのは、やはりライブならではの醍醐味だなと思いました。
休憩中のセッティングを見たときに「夏の夜の夢」では使わないはずの小太鼓や鞭が用意されていることに気付き
ニヤリ
休憩中のセッティングを見たときに「夏の夜の夢」では使わないはずの小太鼓や鞭が用意されていることに気付き
「これはきっとアンコールにあの曲を……」と思っていたら、やはりアンコールはヨハン・シュトラウス2世の「狩りのポルカ」でした。
鞭の連打で大いに盛り上がりました。
ホルン:アレッシオ・アレグリーニ
ハイドン:交響曲第73番 『狩り』
R. シュトラウス:ホルン協奏曲第2番
メンデルスゾーン:劇付随音楽『夏の夜の夢』序曲 ― スケルツォ ― 間奏曲 ― 夜想曲 ― 結婚行進曲
<ソリストアンコール>
ロッシーニ:狩りのファンファーレ(N響ホルンセクションと共に)
鳥の歌
<オーケストラアンコール>
ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ「狩り」
読んでいただきありがとうございました。

