荻生徂徠先生は
「変な経済評論家達が経済政策らしきものを触れ回ってるけども
そもそも悪銭を放置したまま良銭の質を下げても仕方ないし、だいたいが、
通貨同士の価値は相対的なものであって、大事なのはモノとの交換比率なんだよね」(超訳)
的なことをおっしゃっています
「生活がいつまでも苦しいのは少し豊かになるといらんものに価値を見出して、
ふっかけられてるのに買うからだ」ともおっしゃっていますが、
なんだか身も蓋もないような・・
だいたい庶民というのは金持ちや優等生を憎みながら必死でセレブやグルメの番組を見たり
宝くじ買ったり、教育費が高いと文句言ったりするのであります
庶民はかわいそうだ、庶民は常に正義だ、としなければならないので
身の程を知れ!とか言ってはいけないのです
給料があがればみんなハッピーになれるのに政治が悪いからだよヨシヨシ・・
みなさんはな~~んにも悪く無いですからね、と言ってあげなければいけないのです
親が喜ぶから結婚式してあげなければいけないのです
婚約指輪に結婚指輪・・、離婚された時に売れば生活の足しになると?
結婚する前から慰謝料の前払いされてたまるかよ
まーもらえるものはもらっとくけどね
ときめいていたXPも今やサポート終了だそうで、5千円とか1万円まであるようです
それに対して家賃というものは10万円で契約すると10年たっても10万円で
物価があがれば上がったりするけれども、下がったからといって下がったりはしない
不動産価格も然りで、土地はいつまでも「この辺りの相場はこのくらい」と維持されます
土地(地域)によって実質金利が高くなったり安くなったりしますが
奨学金はとにかく全額返せと・・、その人がいくら成績よくてもクリアされたり
ジャンプされたりしません、これはおかしなことです
モノの値段とは元来属人的なものであるべきですが
人が信用できないから土地やら法に頼らなければならない
法治国家だ!というのはあまり偉そうに言えることではないんだよね
かといって徳治国家だ!というと学級民主主義がまかりとおってしまう
まー、民主主義というのは、団結や連帯も全体主義とか強要と裏返しであるように、
「こういう局面では直間ブレンド何%の民主主義が有効だろう」という術式とか処方に過ぎないのであって
万能薬ではないんだよね