訓練給付金 ~続き~
対象講座は厚生労働大臣が指定する約7000もの講座から自分に合わせた講座を探せる。
対象の講座以外の講座を受けても給付金が受けられない点は注意が必要だ。
それと対象の講座であっても雇用保険の加入者なら自動的に給付金をもらえるわけではない。講座終了後1ヶ月以内にハローワークで手続きする必要がある。
講座を途中で辞めても1円も給付金をもらえない。
また不正受給が発覚すると悪質な場合は詐欺罪に問われるケースも。
ぜひ活用したい制度だが、最近では教育訓練給付を不正に勧誘する悪質業者がみられるらしい。少しでも疑問などがあればハローワークなどに確認したいところだ。
近く今の雇用保険制度は見直され大幅に改正される見通し。
改正されれば教育訓練給付を支給する加入期間の下限が初回のみ3年から1年に緩和される一方、支給条件は費用の20%で上限10万円と1本化される。
つまり5年以上加入している人にとっては給付金が減ることになってしまうのである。
新しい雇用保険制度の施行時期はまだ未定だが、今がこの制度を最大限活用するための駆け込み時といえそうだ。