3型ハイエースH23年式1TR原動機5速MT車体色ライトイエロー。現在の走行距離92,200キロで、指定の10万キロ毎も近いため、プラグ交換することにしました。部品を手配する前に、新車装着はどんなプラグかと1本抜いてみたら、それは見たこともない特異な形状でした。次はNGKのRXプラグをと考えていたのですが、これを見て、改めて検討することに。いろいろ、着火位置など考慮すると、高性能をうたうRXプラグでもかえって燃焼状態を悪くしかねないとの結論に至り、純正と同等のものに落ち着きました。

 

   

 

 

交換前(新車装着):デンソー FK20HBR11-T → 交換後:NGK DFH6B-11A

 

 

外したプラグを観察すると、まずまずの焼け具合で、4番が他より少し黒い。目視の限り、特に摩耗など見られず、まだ使えそうな様子です。いまだに、正しい焼け具合は碍子がキツネ色、なんて言う人がありますが、それはキャブレター時代の基準です。インジェクションの現代では白っぽい焼け方になります。

今回、低速走行の多い使用実態から、熱価を下げようかとも思ったのですが、その必要はなさそうでした。たぶん低回転時でも希薄な混合気に制御する結果、燃焼室が高温になっているのだと、素人の推測です。なお、熱価を下げるとプラグ形状まで変わってしまうことを、後から知りました。

 

 

新プラグでの使用感です。微妙に良くなりました。低速での粘りが増した感があります。本当。翌日また乗るとやはりそうでした。プラグの経年劣化分を取り戻したせいなのか、デンソーからNGKに変えたせいなのか、その両方なのか、理由は不明。ただ、マニュアル車だからこそわかる違いで、AT車だったら多分わからないでしょう。そんな程度です。まあ、交換時期だし、替えた甲斐はありました。 (R5.5.27)