まもなく新車から13年になろうとする1TRエンジンのハイエース。前回交換から7年と2か月経過して、2度目のバッテリー交換です。使用距離は4.7万kmにすぎませんが、要交換の時期と言えます。モノは今回もブルーバッテリーで100D23R。ちなみに指定は55D23R。交換自体は単純な作業です。とは言え、重量が16kgもあるので重労働です。

 

マイナスのケーブルを外し、次にプラスを外すと緑青(銅の錆)が見られたので、清掃して手持ちの導電性グリスを塗布しておきました。前回も緑青落としの記憶があるので、同型のハイエースにお乗りの方は、プラスターミナルの赤いカバーを持ち上げて緑青確認をしたほうが良いと思う。

 

 

7年ぶりのバッテリー交換で走りに変化は出るのだろうか。作業終了して、翌々日に乗ってみると激変でした。いや、悪い方向に。まずエンジンのかかりが悪い。アイドルが不安定。いまにもエンストしそう。交換作業に手違いでもあったかと思慮すれど思いあたらず。とりあえずエンジンチェックランプは点灯していない。

不安なまま走り出す。普通にパワーはあるのだが、アクセルを離すとガタガタ振動してエンスト寸前。実際、信号でエンストした。それでも、だましだまし、走らせること約1時間。なんとか通常の状態に落ち着いてくれた。安堵です。いやはや。

たぶんECUがリセットされた影響なのだろうな。でも前回はこんな症状は出なかった。不可解なのですが、収束したからまあいいか。

 

 

ECUリセットというよりアクセサリー類再設定の手間を嫌ってか、エンジンをかけたままバッテリー交換する例があるようですが、かなり非常に危険です。そんなことをするより「エーモンメモリーバックアップ」みたいな用品を利用するほうがよいです。それほど高価なものでもないし。

最後に、古いバッテリーの処分について。実は現在、廃バッテリーに値段がつきます。鉛に価値があるようです。せいぜい300円程度ですが、解体屋さんに持ち込めば買い取ってもらえます。面倒なら廃品回収屋さんに持っていってもらってもよいでしょう。 (R5.5.24)