こんにちは!
岡田斗司夫ゼミでの解説を見て、読んでみようと思いました。
2週間以上かけて、やっと読み終わったのですが・・・
一度通して読んだだけで、きちんと頭に入っていないです( ̄▽ ̄;)
橘玲さん 『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』
やっと、読み終わった・・・_| ̄|○ ガクッ
この本は、日本で言う所の「スピリチュアル」ではなく、「人の精神や魂とは何ぞや?」ということを、最新の脳科学や心理学方面から紐解こうとしている本です。
心理学方面から・・・ということで、人のパーソナリティを形作る、ビッグファイブ理論の説明が続きます。
一応どんなものかと言うと、
外向的/内向的
神経症傾向(楽観的/悲観的)
協調性(同調性+共感力)
堅実性(自制力)
経験への開放性(新奇性)
が性格5因子。
本書では、協調性を、(同調性、共感力)の二つに分け、プラス、知能と外見でし、8つの因子から、キャラクターを語ります。
ちなみに、外見を数値化するのは難しいためか、心理学界では扱うことはタブーとされているのですが、敢えて、外せないと判断し、入れたそうです。
さて、「ヒト」の「スピリチュアル」が、どの程度解明されるのか?
期待しながら読み進めましたが、本書では、各因子の詳細な説明に留まり、総合的な論には至っていない気がしました。
それでも、著者の幅広い知識から、それぞれの因子の解説と、それにまつわるエピソードが解説され、読みごたえがありました。
しかし、論文を読みなれている人ならわかるのだろうけど、初めて触れる人には「ん?」と思って、躓いてしまう箇所が少しあって、飲み込んで理解するのが難しかった( ̄▽ ̄;)
面白かったエピソードとしては、
「我慢すると、そこに脳のリソースを使ってしまい他のパフォーマンスが下がる」
という点。
ダイエットで、食べるのを我慢するという戦法は、あまりよろしくないそうです( ̄▽ ̄;)
また、この本を読むことで気づかされた点もありました。
私は、以前、人間関係に悩んだ時期があって、『愛着障害』についての本を読んだりしていました。
(愛着障害とは、幼児期に養育者との愛着が形成されず、情緒や対人関係に問題が生じる状態)
しかし、本書によると、成育歴がパーソナリティを作るということに疑問が投げかけられていて、『愛着障害』に関する、別の角度の考え方を知ることができました。
こうして、本を読むことは、多角的に物事を見るために大切なのね~なんて再認識しました(*ノ∀`*)アハッ
本書は、3部作構想の2部作目らしくて、
(1部は『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』)
この本だけでは、著者の言いたいことは完結していないのですが、心理学、脳科学方面の現在を知ることができ、それだけでも楽しめる本だと思います。
分厚くて、なかなか読破するのは大変でしたが、読んでみて損はないと思います。
本書の解説が掲載されているサイト
本書の解説動画(岡田斗司夫ゼミ)
以上です。
お付き合い、ありがとうございました(。・ω・。)ノ♡