NDフィルターとポートレート撮影 | ダイス・クエイドのブログ

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かなりブログの記事更新をさぼってしまいました(^^;;)

仕事が少し忙しかったこともあるのですが、一番の原因は鉄道模型以外の趣味で、色々と手を出していて時間が取れなかった…ことです。

そんな趣味の一つで、先日ポートレート撮影で海へ行ってきました。

私はポートレートの屋外撮影の経験がかなり浅く、特に晴天時の撮影に苦労していました。

絞り値によって多少は変わってきますが、晴天時に屋外で撮影すると、ISOを100にしてもシャッター速度は1/1000程度、条件によっては
もっと早くなることが多いです。

風景、鉄道の撮影ならあまり問題にはならないと思いますが、ポートレートの場合、風景がキレイに写る一方で肝心の人物が暗く写ってしまいます。

外部ストロボで光を当てることもできますが、手持ちの外部ストロボの同調速度は1/250が限界。
設定を変えてもう少し早い速度で発光させることもできるはずですが、どうしても発光させることができませんでした。


また仮に発光させることができたとしても、シャッター速度が早いと被写体に充分な光が当たった時には既にシャッターが閉じてしまっている……。
屋外での撮影について調べているうちに、これらのことが朧気に理解できたのと同時に、NDフィルターを使うと良いように思えたので、フィルターを使った日中ストロボ撮影を試す為に撮影日の数日前に慌ただしくNDフィルターを購入。


当日はレンズからプロテクターを外して、購入したNDフィルターを装着。

外付けストロボを持っていき、本格的な撮影とは程遠い、試験的な意味合いが強い撮影をしてきました。

ベタに江ノ島を背景にして……

F4 1/125秒 ISO100

海が白飛びしないように撮れるかなあ…と海と空だけを背景にして…

f4  1/250秒 ISO100

まだまだストロボの設定を変えることも必要な感じですが……。

F4 1/160秒 ISO100

落ちていた枝を渡して、砂浜に書いてもらいました(^^)


実は海でのポートレート撮影自体が初めてだったのですが、砂浜に文字を書くというのは、割と定番な撮影方法といった感じですね。

モデルさんも色々と書いてくれました。


砂浜で30分程の撮影。色々と撮ってみましたが、全体的にシャッター速度を想定した感じに近く抑えることができました。

「空や海を白飛びさせずに青色で撮りながら、人物も明るく撮る」

という目標は概ね達成できたと思います。


レンズに直接取り付けるフィルターというのは、フィルムカメラだけのもので、デジタルカメラには無縁のものという認識がどこかにあって
全く存在を意識していなかったので、今回の撮影はその認識を大きく変えることなりました。

晴天の海というのは特に、シャッター速度が速くなりがちな環境という感じですが、普通の屋外撮影でもフィルターを付けて撮影するのも
ありなのかな…と思います。

今までレンズに取り付けるのはプロテクターだけだったのですが……、屋外撮影ではフィルターを使うことも考えたいところです。