ヒロインアクションまつりin東京 その1 | ダイス・クエイドのブログ

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さる9月22日、池袋のSpace emoで行われた『ヒロインアクションまつりin東京』に行ってきました。
ヒロインアクションインディーズ映画の上映会ですが、今年の春に広島で開催された『広島発ヒロインアクションまつり2018』と同様に、映画に出演したヒロインのライブもセットになっているイベントです。

 

▲広島のイベントポスターと並べて見ました。

 

今回のポスター、右上の吉水翔子さんの横あたりに、何かヒロインとは別な物が写っていますね(^^;;)。
この四角い形のものが活躍する作品が、この日上映された映画のうちの1本『MIDNIGHT』です。上映時間12分の3DCGアニメ作品なのですが、制作したAKIRA監督は、何と14歳の少年だそうです。登場人物には、監督本人が持っている実物の消しゴムを使用しているとのこと。その消しゴムが動く姿と、魔法とファンタジーが融合した独特の世界観を持った作品でした。

声は『アイドルスナイパー』を始め、様々なインディーズ映画に出演されている星野佳世さんもあてられています。
この日は作品のプロデューサーであるartegg-yumiさんが舞台挨拶をされていましたが、作品中の声はラインで連絡を取り合いながら、スマートフォンに吹き込んで監督の元へ送ったものを使っているそうで、映画の作り方そのものにも斬新さを感じました。
エンディングのロールを見たところ、音楽や効果音にフリーサイトの物を多く使っているようで、パソコンとインターネットの普及により、最近は制作意欲があれば誰でも映像作品を作りやすい環境に恵まれていることを実感しました。

他の上映作品は、広島でも上映された、稲葉司監督の『アイドルスナイパーNEO』のvsパンダスナイパーとバトルオブプール。そして胤森淳監督の『女子高生戦士☆JKファイター英あいり』。
『アイドルスナイパー』は、この日の観客の方々の中では既に安定した人気を持っているといった印象が強かったです。水着の女性と銃という組み合わせはもちろん、この日のイベントでMCを努められた前田けゑさんがスクリーン下から勢いよく現れて、素早く消えていくシーンをはじめとして、周りからは笑いどころが既にわかっている安心感のようなものが伝わってきました。
吉水翔子さんの凛とした鋭い眼光の魅力は言うまでもありませんね(^^)
舞台挨拶は稲葉司監督や主演の吉水翔子さんはもちろん、滝川拳さんやJAYさん他総勢10名以上が参加されていました。間近で見た滝川拳さん、強面ながらもダンディな魅力溢れる方で格好良かったです(^^)

 

『女子高生戦士☆JKファイター英あいり』は、確か東京(関東)初上映だったと思います。私は広島で一度だけ観ているので、観客がどこで笑うのか? どんな反応をするのか? そこを楽しみにしながら、もう一度じっくりと観させていただきました。
やはり、悪役の悪巧みが失敗に終わる間の抜けたところと、最後の闘いの美少女仮面的な「あのシーン」が一番ウケていたように思いました。私も2回目なのにかなり笑わせてもらいました。
3DCG作品の『MIDNIGHT』を除くと、この日の上映作品の中ではバイオレンス要素が無いというのが、この作品の大きな特徴だったと思います。主演のI LOVE U@あいりさんの爽やかで清々しいヒロイン像と相まって、会場の雰囲気を変える輝きを放っている感じでした。
上映時間は55分と、他の作品に比べてボリュームの多い作品。イチエンポッポさんの尺の長い作品ももちろん良いのですが、逆にポイントを押さえてテンポ良く話が展開する新たな短編作品も観てみたい衝動を覚えました。かつての神宮寺真琴三部作のような作品もまた観てみたいものです。
舞台挨拶は主演のI LOVE U@あいりさんと、引退した黒田博樹氏のユニフォームを羽織った胤森淳監督が参加されていました。


上映の順序とは変わりますが、最後の作品は市原剛監督の『HONEY SCOOPER』。今回初めて観た作品です。個人的な感想としてはVシネアクションに近い感じで、またR指定のアクション作品のテイストも漂う、そんな感じでした。
主演である石川蓮美さんのローアングルから煽って撮るハイキックの描写とか、体格のいい敵に対して

 

通常の攻撃が効かない→急所蹴りで形勢逆転→通常攻撃でトドメ

 

という流れのあたりに「ツボを心得ている」と思いました。
舞台挨拶には主役の石川蓮美さんと、市原剛監督が参加。実は私、この日初めて『アイドルスナイパー』で狙撃されて絶命するターゲット役が市原剛監督。懐から財布を盗っていく付き添いの女性役を石川蓮美さんがされていることを知りました(^^;;)

このような繋がりを知っていると、また映画をさらに楽しめますね。

 

長くなったので、ライブ等については別記事として改めて書いてみたいと思います。