株式会社宏陽の代表の田島猛です。

埼玉県所沢市と東京都東村山市に店舗を構えて
不動産業と建設業を営んでいます。


緑の○が埼玉県所沢市上安松の本店、
緑の□が東京都東村山市の秋津店です。

新築建売住宅の企画、建築、販売
土地の販売(売主、仲介)、建築請負いは
仕事の一つ大きな柱です。
 
本日は建築のお話で
「見えないところこそ、住宅の性能や寿命を左右する  窯業系サイディングの防火性能」の話を少しだけします。

住宅の外壁として良く使われている窯業用サイディングがあります。


上の写真は所沢市牛沼の2130万円の新築建売住宅です。
この外壁が窯業系サイディングです。

               *             *

*窯業は「ようぎょう」とよみます。

「窯」は訓読みで「かま」です。

窯業とは、土や砂などの鉱物質原料を窯 (かま) や炉で高熱処理をして、陶磁器・瓦 (かわら) やガラス・セメント・耐火物などを製造する工業のことです。



窯業系サイディングは「セメント質と繊維質を主な原料にして、板状に形成したものです。モルタルに比べて工期が短く、柄や色などのバリエーションが豊富なことから、窯業系外壁材が主流になっています。現在では、新築戸建ての10棟に7棟の外壁材が窯業系サイディングです。」
(ニチハのHPより引用)

               *              *

この窯業系サイディングのカタログを見てみてます。



窯業系サイディングがそれぞれ準耐火、防火、耐火などの性能を有しているような表示があります。


ですが、実は窯業系サイディングだけでは、
それなの準耐火、防火、耐火などの性能を有してはいないのです。

ある物との組み合わせでの使用でないとダメです。

ある物とは何だと思いますか?


答えは石膏ボードです。

上の写真は、上安松A号棟のクロスを貼る前です。

ここで見ることの出来る、壁と天井が石膏ボードです。


内容

説明

石膏ボードまたはプラスターボードとは、石膏を主成分とした素材を板状にして、特殊な板紙で包んだ建築材料である。安価であるが非常に丈夫であり、断熱・遮音性が高い。壁や天井を造る際には広く使わレている

などとインターネットと説明されています。

吉野石膏株式会社が有名で、全国シェアの80%近く占めていると言われます。

窯業系サイディングはこの石膏ボードとの組合せで、耐火性能を発揮します。

通常の居室、玄関などはクロスを貼ることもあり、石膏ボードが使ってます。

ですが、家の中にはクロスを貼らない場所もあります。

クロスを貼らない浴室などは、石膏ボードを使ってない可能性もあります。

もし、
浴室の外壁に接しているところに石膏ボードを使って無かったら、
その部分の外壁の防火性能、耐火性能は
他のところより著しく悪いです!


そして、困ったことに中間検査などで、 
その部分は見ていないです。


更にこのことをちゃんと認識している
建築会社、工務店がまだ少ないです。

*           *          *


不動産、建築の事、
お気軽にご相談ください。

株式会社 宏陽 秋津店

住所 東京都東村山市秋津町5-12-12 

電話 042-391-2222

メール akitu@koyoc.jp

HP         http://www.koyoc.co.jp/index.html

・建築士 田島猛 

・宅地建物取引士 田島大地

・インテリアコーディネーター 中村恭子



*          *          *


お客様が鉄筋に関する「見えないところをしっかり」のブログを書いてます。


参考になると思います。




https://note.com/sangorota/n/neb0c610b5af8?magazine_key=m7665ce899d21