韓国おもしろ事件簿・在日とんでも事件簿

韓国おもしろ事件簿・在日とんでも事件簿

ローマ法王のお言葉
「韓国民、倫理的・霊的に生まれ変わることを望む」

杭州アジア大会のローラースケート男子で珍事

中国・杭州で行われているアジア大会のローラースケート男子で、韓国代表が見せた“油断”が激しく批判されている。
1日に行われた3000メートルリレー決勝、ゴール前で勝利を確信したアンカーが両手を上げてガッツポーズする間に、すぐ後ろを追っていた台湾選手が思いきり足を伸ばしゴールへ。0.01秒差で金メダルを失い、韓国メディアから「もっとも恥ずかしい銀メダル」などと報じられている。
 
韓国紙「韓国日報」は「早すぎる優勝セレモニー…銀メダルが残念な理由」と題して報じた。
「喜ぶのが早すぎて、金メダルを逃した。
あまりにも残念な瞬間だった」として状況を伝えている。  
同紙によると、韓国の最終走者のチョン・チョルウォンは「決勝線のすぐ前で勝利を予感し、両腕を持ち上げていわゆる『万歳セレモニー』を繰り広げたが、後ろにいた台湾選手が最後まであきらめずに左足を出した」。
その結果、台湾のタイムは4分5秒692、韓国のタイムは4分5秒702と、わずか0.01秒差でメダルが入れ替わった。  
ゴールし、優勝を確信していた韓国の選手は国旗を振って喜びを表そうとしたが、競技結果が表示されると意外そうな表情に。
記事では、選手たちはミックスゾーンでの記者の声かけにも応えず、泣きながら競技場を出た、と報じられている。

韓国選手と対照的な台湾の最終走者「最後まで最善を尽くした」

また韓国メディア「マイデイリー」は「世界でもっとも恥ずかしい銀メダル」として、この結果を批判している。
アジアで2位、銀メダルという結果を「最後まで全力を尽くしたという前提があれば、拍手を受けられる結果だ。
そうでなければ祝われない銀メダルになる」とバッサリ。
「銀メダルの価値は転落した」と続けている。  
さらに「チョン・チョルウォンは謝罪したが、国民の怒りは止まっていない。
金メダルを取れなかったからではなく、最後まで最善を尽くしていなかったからだ。
スポーツの精神を忘却したからだ」と世論を代弁した。  
さらに、台湾の最終走者だったファン・ユリンを称えている。「スポーツ精神を見せてくれたのはファン・ユリンだった。
基本を守った彼に拍手を送りたい。
最後まで最善を尽くした彼には、金メダルを首にかける資格がある。
『韓国が喜んでいる間も、私は最後まで戦っているところを見せたかった』と話したという。
これこそスポーツ精神だ」。
油断大敵という言葉の意味を、まざまざと感じさせられる結果だった。
 

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は9日、日本と同じプールBの韓国―オーストラリア戦が東京Dで行われた。

韓国は1点を追いかける4-5の7回1死走者なしで痛いプレー。

二塁打を放ったカン・ベクホが塁上でガッツポーズ中にタッチアウトとなった。米メディアは決定的瞬間の動画を公開すると、海外ファンから「なんてしくじり」「残酷」と悲鳴が上がった。

 

痛恨のミスが起きた。

互いに本塁打攻勢となったシーソーゲーム。

代打カン・ベクホが二塁打を放ち、スライディングした。

立ち上がりながらベンチに向かってガッツポーズ。

しかし、ほんのわずかにベースから足が離れた瞬間にタッチされた。

最初はセーフの判定だったが、リプレー検証の末にタッチアウト。

息詰まる攻防の中で悲劇が生まれ、カン・ベクホは納得のいかない表情を浮かべた。

 

米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門ツイッターは動画を公開。

「ワオ。カン・ベクホが祝福中にベースから離れアウトを宣告された」と文面に記した。

海外ファンは「そして次の打者がシングルヒット、残酷だ」「この試合のこの場面に来て残酷なミス」「なんてしくじりだ」「この頭が爆発しそうなプレーがなければこの試合は同点だった」と悲鳴を上げた。

 

韓国仁川(インチョン)のマンションで成人用品の一種である「リアルドール」の落下によって車両が破損したと推定される事件が発生した。

29日、仁川論ヒョン(ノンヒョン)警察署によると、21日午後2時15分ごろ、仁川市南洞区西昌洞(ナムドング・ソチャンドン)のあるマンションでリアルドールが落下して乗用車が壊れたという通報が入った。

車両所有者のAさんは当初被害事実を認知できていなかったが、一歩遅れて車両破損部位を確認して通報したという。

警察はマンション管理事務所で保管中だったリアルドールを押収して遺伝子情報(DNA)を採取した後、国立科学捜査研究院(国科捜)に分析を依頼した。

マンション団地内の防犯カメラや駐車中だった車両ドライブレコーダーにはリアルドールが落下する場面は残っていないことが確認された。

警察は被害車両のルーフ部分が破損した点からマンションからリアルドールが落下したとみてリアルドールの持ち主を探している。

警察関係者は「国科捜のDNA分析の結果を待っている」とし「リアルドールの持ち主が特定されれば財物損壊容疑などを適用する方針」と説明した。

「ラブドールの通関を認めなかったところ、裁判所で16戦16敗した」

 

「ラブドールの通関を認めなかったところ、裁判所で16戦16敗した」

 

 韓国関税庁関係者は12日、半身型のラブドールの通関を許可した理由を尋ねる質問にそう答えた。

関税庁はこれまでシリコン製の人形で性的な器具として使われるラブドールについて、関税法234条1号が定める「風俗を害する物品」に当たると判断し、通関を保留してきた。

しかし、それを不服とする輸入業者が起こした訴訟で裁判所は全て輸入業者の主張を認めた。

 

 関税庁によると、ラブドールの通関保留処分を不服とする訴訟は5月までに44件起こされた。

うち16件で判決が出たが、全て「わいせつ物は時代によって異なり、相対的な概念だ。

ラブドールはわいせつ物ではない」との趣旨で、通関保留処分を取り消す判決が下され、関税庁は全敗した 残りの28件のうち4件は取り下げられ、24件が係争中だ。

 

 関税庁関係者は「輸入と通関を保留すると、業者が提訴する状況が繰り返され、訴訟費用が増大している」と話した。

ラブドールの通関保留件数は2017年の13件から18年は101件、19年は356件、20年は280件、21年は428件と増え続けた。

今年は5月までに210件に達する。

 

 相次ぐ敗訴の結果、関税庁は先月27日、全身型ではなく上半身、下半身など身体の一部を描写したラブドールに対する通関許可指針を各税関に伝えた。

全身型や未成年者または特定人物をモデルにしたラブドールについては、未成年者をモデルとしたラブドールを巡る破棄差し戻し審の判決が来月見込まれることから、その結果を見守って判断する予定だ。

関税庁の半身型ラブドール通関許可に対し、女性団体などは「女性の身体を性的道具化するものだ」と反発している。

京畿道金浦市(キョンギド・キンポシ)のある無人クレーンゲーム店で大便をして逃げた女性が警察署に出頭して過ちを認めた。

金浦警察署は6月7日午後6時50分ごろ、金浦市九来洞(クレドン)のある無人クレーンゲーム店で大便をして逃げた容疑がもたれている女性Aさんを召喚して事情聴取を行ったと2日、明らかにした。

Aさんは事情聴取の中で「急に便意をもよおして」と供述し、過ちを認めたという。

これに先立ち、該当無人クレーンゲーム店を運営する事業主Bさんは事件発生翌日、一人の客から「店舗内からひどい悪臭がする」という電話を受けて防犯カメラを確認した後、Aさんが大便をしている姿を確認して警察に届出た。

この防犯カメラの映像には白い服を着た女性Aさんが急いで店中に入ってくる姿が映されている。Aさんは店内の内側の隅のほうに入って大便をした後、鏡を見て身なりを整え、何の措置もしないままそのまま出て行ってしまった。Aさんが店内に留まっていた時間は約1分だった。

当時BさんはKBS(韓国放送公社)とのインタビューで「その後に入ってきた客はこの臭いのためそのまま出て行く人々が多かったが、電話してくれた客が優しい人だった」として「緊急事態で早る気持ちで用を足したとしても、片づけていくべきではないか。あるいはその後でも連絡するべきだったのではないか。店のあちこちに連絡先が書かれている」と話した。

続いて「このために臭い除去などの特殊清掃が必要で、50万ウォン(約5万円)の費用をかけて清掃業者を呼んだ」とし「新型コロナのせいで経済的に苦しくなり、賃貸料を払うのもギリギリだが被害が激しい。清掃費もだが、清掃期間に運営できないこともそうだ」と吐露した。

警察は周辺の防犯カメラを確認してAさんの動線を追跡し、身元を確保して警察署の出頭を要請して調査を行った。

警察はAさんの供述内容などを確認した後、適用する罪名と立件について決定する方針だ。

警察関係者は「店舗内には破損した器物がなく、財物損壊容疑を適用できるかを検討している」と話した。

劣悪な宇宙産業の力を育てるには2つの条件を整備しなくてはならない。

まず3トン以上の人工衛星を高度3万6000キロメートルの静止軌道に打ち上げられる国産ロケットを1日も早く開発してこそ、すべての人工衛星を自分たちの力で打ち上げられる。

そうすれば東南アジアなど外国の人工衛星を代金を受け取って打ち上げる宇宙産業生態系が作られるだろう。 

この過程で国主導の宇宙開発は当分維持するが、民間企業の参加を積極的に誘導するために「宇宙開発のロードマップを通じ未来には収益創出が可能だろう」という信頼を見せなければならない。

企業は自ら幅広い投資と人材育成を急がなければならない。ただ韓国型宇宙産業の核心は他の宇宙先進国がしたよりも速く民間分野が主導できるよう宇宙産業の環境を用意してこそ宇宙産業の未来がある。 

2番目は2035年からの運用計画である韓国型衛星航法システムであるKPSを2030年に繰り上げて完成してこそ国防と自動運転車、ドローンなど第4次産業革命と国家インフラが構築され宇宙産業の活性化が期待される。

衛星航法システム関連の韓国の産業規模は約50兆ウォン、アジア太平洋市場の規模は約400兆ウォンに達すると予想される。

3番目は超小型人工衛星を約2000基打ち上げ、超高速衛星インターネットシステムを構築して第6世代通信が可能な低軌道超高速衛星インターネットを構築しなくてはならない。

モルガン・スタンレーが予測する2040年の宇宙産業規模は1兆1000億ドルだ。このうち宇宙インターネット市場が50%以上の約5820億ドルと評価されている。 

宇宙産業を育成するのは指導者の夢と理想なくしては実現不可能なため大統領が関心を持ってこそ必ず成長できる大統領プロジェクトであることを留意して子孫のためしっかりとした基礎を用意すべきだろう。

カマラ・ハリス米国副大統領が、ムン・ジェイン(文在寅)大統領と握手した直後、自身の服で手を拭うような仕草をするシーンがSNSを中心に拡散し、韓国で非難の声が相次いでいる。

 

現地時間23日の外信によると、文大統領は訪米日程の3日目となった21日午前10時、ホワイトハウスの付近の政府ビルでハリス副大統領と接見。

文大統領とハリス副大統領は、互いに感謝の意を表して握手した。

このときハリス副大統領は握手した直後、すぐに手を拭うように着用していたジャケットの裾付近に手を擦っていた。  

このシーンがホワイトハウスの公式YouTube(ユーチューブ)に生中継されると、SNSを中心に「無礼だ」との指摘が相次いだ。  

ハリス副大統領はこの直後、バルコニーに移動し首都ワシントンの象徴である高さ169mの「ワシントン記念塔」を眺めながら文大統領と会話を続けていた。  

米国のFox News(フォックスニュース)は「ハリス副大統領が先週金曜日、ホワイトハウスで文大統領と握手した直後、すぐにジャケットで右手を拭うようすがカメラで捉えられた」とし、「多くのSNSユーザーらは、ハリス副大統領の無礼な行動を強く非難している」と報じた。  

同メディアは保守系と言われていて、革新系の民主党支持者が共和党に対して「人種差別的(racistic)だと責め立てている」と批判してきた。

実際、「これは無礼だけでない、差別的だ」や「もしも共和党員がこのような行動をしたならば人種差別主義者のレッテルがつけられる」とのコメントもあった。  

また韓国では「無礼だ」や「国恥だ」や「差別される黒人に差別される文大統領」などのコメントが殺到中である。

ハリス副大統領はこの直前、「最も多くの米国在留韓国人が住んでいる所が、私の故郷カリフォルニア州だ」と話し、文大統領に親近感を示していた。

また、文大統領は「ガラスの天井(目に見えない差別)を先頭で克服した」と黒人系のハリス副大統領を称賛したばかりだった。

祖母は「私は産んでいない」…DNAがウソ?

 

DNAがウソをついているのだろうか。

 

 先月10日、慶尚北道亀尾市内の集合住宅で、ミイラ状態で発見された満2歳のAちゃんと周囲の人物たちの遺伝子(DNA)検査をした結果、実の母親は当初言われていたキム容疑者(22)ではなく、キム容疑者の母親ソク容疑者(51)だったことが分かった。祖母とされていた人物が実母だという結果が出たものだ。しかし、ソク容疑者は「私が産んだのではなく、私の娘が産んだ子」と頑として否定している。ソク容疑者の娘キム容疑者も、死亡したAちゃんを自分の娘だと言っている。DNAがウソをついているのだろうか、それともソク容疑者母娘がウソをついているのだろうか。

 

 亀尾市内の集合住宅でAちゃんがミイラ化した状態の遺体となって発見された時、第一発見者として警察に通報したのがソク容疑者だった。ソク容疑者は当時、警察の事情聴取で「娘(キム容疑者)と連絡がつかないが、『部屋を明け渡してほしい』という家主の要請で家に行ったところ、子どもが死んでいるのを発見した」と語っていた。Aちゃんが死亡しているのが発見された部屋の階下で暮らしていたソク容疑者は、警察に対して自分自身のことを「祖母」だと言った。警察はAちゃんを放置して家を出たキム容疑者を逮捕し、先月19日に拘束送致した。キム容疑者は警察の取り調べでずっと「私がAを産んだ」と言っていた。

 

 ところが、国立科学捜査研究院から10日に届いたDNA検査の結果を見て、警察は驚いた。結果通知書には、Aちゃん実母はキム容疑者ではなく、ソク容疑者だと書かれていたのだ。警察は、Aちゃんの遺体が発見された直後にAちゃんとキム容疑者、キム容疑者と離婚した元夫の検体を確保して、釜山科学捜査研究所に渡した。普通は三日後に結果が出るが、同研究所側は「(親子関係が)一致しない」として、追加検査をすることを通知した。

 

 その後、警察は祖母ソク容疑者とその夫の検体を確保して追加で提出した。同研究所と国立科学捜査研究院本院で合計4回調査した結果、いずれもソク容疑者とAちゃんが母娘関係にあるという結果が出た。祖母とされていたソク容疑者がAちゃんの実母で、実母と言われていたキム容疑者は姉だという結果だ。キム容疑者はこの結果を通知された後、「そんなはずはない」と言ったという。キム容疑者の元夫も、Aちゃんのことを実の娘だと思っていた。ソク容疑者も11日午前、大邱地裁金泉支部で開かれた令状実質審査に先立ち、報道陣に「(Aちゃんは)私の娘が産んだ子」と否定した。

 

 全く違う話をしているのはDNAだけだ。検査の結果、Aちゃんはソク容疑者とその夫との間に生まれた子ではないことが分かった。このため、ソク容疑者は夫以外の男性との間にもうけたAちゃんの存在を隠すため、キム容疑者が産んだ娘とすり替えた可能性も取りざたされている。警察はソク容疑者が娘キム容疑者とほぼ同じ時期に出産したものと見ている。キム容疑者は、親の反対などが怖くて妊娠の事実を隠していたが、出産が近くなってから告白したという。警察は、キム容疑者が2018年1月に女の子を出産した病院の記録と担当医師については確認した。だが、ソク容疑者が出産した病院とその記録はまだ確認が取れていない。警察ではソク容疑者の周辺の男性たちの検体を確保してDNA検査を依頼する方針だ。

 

 ソク容疑者母娘が子どもをすり替えた場合、キム容疑者が産んだ女の子の行方は依然として謎となる。警察は、キム容疑者が産んだ女の子を奪った容疑でソク容疑者を同日、拘束した。また、キム容疑者が産んだ女の子の生死についても捜査している。

動画投稿サイト「ユーチューブ」で26万人のチャンネル登録者を抱える有名ユーチューバーが釜山の有名韓国食堂からライブ配信をしていたところ、客の残したおかずを再利用する場面が映り込み、物議を醸している。

 

 ユーチューブや生配信サイト「アフリカTV」などで活動するBJパイさんは今月7日、自身の伯母が営む釜山のテジクッパ(豚のスープご飯)食堂で働く様子をライブ配信した。この日の配信は、食堂の売り上げの2倍をコロナ禍で苦境にあえぐ人々のために寄付するという目的で行われた。

 

 ところが、多忙な食堂を撮影していたカメラに、おかずを再利用する場面が映り込んだ。ある店員が、客の残したカクトゥギ(大根の角切りキムチ)を(厨房の)おかず保存ケースに入れ、すぐに別の店員がそのケースからカクトゥギを新しい皿に取り分ける様子がカメラに捉えられたのだ。

 

 配信を見ていたネットユーザーたちは、即座に残飯再利用の問題を指摘した。問題の場面の画面キャプチャはインターネットのコミュニティーサイトやSNS(会員制交流サイト)で拡散され、食堂の店名や住所まで広まった。ネットユーザーたちは「衛生観念がとりわけ重要になっているコロナ禍の状況で、おかずの再利用とは」「カメラで撮影しているのに気にも留めず(おかずを)使い回しているのを見ると、そもそもそれが問題だということに気づいていないようだ」と批判的な反応を示した。

 

 現行の食品衛生法の施行規則上、飲食店は客が残した料理を再利用することや、調理・保管することは禁じられている。残飯を再利用して摘発されれば3年以下の懲役または3000万ウォン(約287万円)以下の罰金刑に処せられる可能性がある。また、違反した回数によって、営業停止15日から営業許可取り消し、営業所の閉鎖など地方自治体の行政処分を受ける可能性もある。

 

 BJパイさんはユーチューブのコメントで「料理の再利用問題について、主催者として心からおわびする」として「徹底的に確認すべきだったのに、番組の進め方が未熟だったようだ」と表明した。また「良い趣旨で寄付するコンテンツなので多くの方が来て参加してくださったのに、がっかりさせてしまい気が重い」「食堂は衛生面の管理をきちんとし、これに対する処罰もただちに受ける予定」と説明した。

「くそでも食らえ」「汚いやつ」「口を開けろ」

 

 2019年6月6日、顕忠日。国立大田顕忠院の将軍墓域に、民族問題研究所、平和在郷軍人会など親与党系団体のメンバー数十人が集まった。一行は有功者の墳墓や墓碑に、準備してきた家畜の排せつ物をぶちまけた。参加者らは旗を振って歓呼し、手をたたいた。「この×野郎」など悪口を言う人もいた。

 

 一行は「民族の反逆者の墓を掘り進め!」と記した模型のシャベルを持ち、墳墓を足で踏みつけて「破墓パフォーマンス」を行った。「追い出そう」というスローガンも声の限りに叫んだ。あるプラカードには「歴史のごみを整理しよう」と記されていた。墓の前にある石の置物を踏みつけ、弔花を引き抜いて墳墓に投げ付けたり、墳墓に旭日旗をかぶせたりもした。韓国政府の関係者は「当時、周辺には悪臭が漂い、墓碑を洗うのにかなり手こずった」と語った。参加者らが汚物をまいてパフォーマンスを繰り広げた墓に埋葬されていた人々は、現代史の中で一部日帝に協力したこともあるが、韓国の建国後は6・25などで功績を上げた。論争はあるものの、国立墓地の埋葬条件を満たした人々だ。

 

 2月5日、大田顕忠院にあるペク・ソンヨプ将軍の墓の案内板が撤去されるや、「親与党系の諸団体が『親日清算』を主張して国立墓地で行う各種デモは非常識」と指摘する声が上がっている。韓国軍関係者は「亡くなった人々の歴史的功罪を取り上げたり移葬を主張したりするのは、明らかに各自の自由」としつつも「だが墓を踏みにじり、汚物をまいたり悪口を言ったりするのは社会の感情に背くもの」と語った。「現代版『剖棺斬屍(し)』(墓を暴いて遺体の首を斬ること)」というわけだ。

 

 民族問題研究所などは「日本軍・満州軍の経歴がある親日派は大田顕忠院だけでも28人埋葬されている」とし「すぐに移葬すべき」と主張する。しかし、亡くなった人々は6・25戦争などで挙げた功績が認められ、顕忠院に埋葬された-というのが国家報勲処の公式見解だ。会社員のキムさん(32)は「親日が悪いというのは分かるが、他の有功者の方々もいらっしゃるではないか」とし「一般の共同墓地でも想像できないことが国立墓地で堂々と行われるのだからショック」と語った。

 

 大田顕忠院には殉国先烈、護国英霊およそ13万人が眠っている。顕忠塔には「ここは民族の魂が潜む場所/祖国と共に永遠に進む人々/太陽と月がこの丘を守るであろう」(蘆山・李殷相〈イ・ウンサン〉)という碑文が刻まれている。国の聖域なのだ。

 

 このような非常識なデモを容認する顕忠院の態度も問題だという指摘がなされている。当時、顕忠院は汚物を投げ付けた当事者に対して法的措置を検討したいとしていた。しかし警察は「嫌疑なし」で事件を終結させた。ペク・ソンヨプ将軍の墓の案内板撤去に関する顕忠院の釈明も矛盾だらけだ。顕忠院は「ペク将軍の案内板は臨時に設置していたもので、このところ墓参者が減り、撤去が予定されていた」とした。顕忠院側は、親与党系団体の集会の直後に案内板を撤去したことに関しても「どうしてだか、時期的にそうなった」と説明した。偶然の一致だというのだ。

 

 顕忠院によると、コロナの大流行期だった昨年12月から今年1月にかけても1日最大37人がペク将軍の墓を訪れた。昨年7月の埋葬直後より人数は減ったが、地道に訪問が続いていた。加えて顕忠院は、哨戒艦「天安」の捜索作業中に亡くなった韓主浩(ハン・ジュホ)准尉、手りゅう弾の上に身を投げて部下を救った姜在求(カン・ジェグ)少領(少佐に相当)などの案内板は引き続き維持する一方、ペク将軍の墓の案内板だけはわずか7カ月で撤去したのもつじつまが合わない、という指摘がある。

 

 在郷軍人会(郷軍)は7日、ペク将軍の墓の案内板撤去と関連して「救国の英雄を辱め、国軍を否定する行為」だと批判。「護国の聖地である国立墓地で歪曲(わいきょく)された理念性向を持つ団体が騒乱を起こし、政治行為に及んだことに嫌悪を禁じ得ない」とし「護国の英霊がいなければ、こんにちの大韓民国は存在していない」とコメントした。青瓦台(韓国大統領府)はこの日、国家報勲処の関係者から事件に関する報告を受けた。国立ソウル顕忠院を管理する国防部(省に相当)の徐旭(ソ・ウク)長官にも同日、予備役将官らが懸念の電話をかけたという。

 

 韓国政府の関係者は「政治的主張を行うことは表現と思想の自由の領域だが、護国の英霊が眠る国立墓地で過度の騒乱を引き起こしたり施設物を損なったりしたのなら法的に厳しく対処する」と語った。