妹と一緒にミナミへと

妹が学校から帰ってから、夜間少し遅めだけど、妹と一緒に近所のミナミ(難波、心斎橋)を歩いてみた。

この辺(あたり)はキタと同じく、夜遅くまで人で賑わう繁華な街なので、終電の時間が近づいてきても、なおまだ多くの人たちが歩き回っている。

妹とは一回りほど年齢が違うのだけど、兄の僕から見てもすごく可愛い。
で、少し離れて歩いていると、通る男通る男と、すぐ声をかけてきてナンパする。

何人も続いてくるものだから、「もっとそばにくっついて歩いてよ」と言われてしまった(笑)。

まあ、横に男が並んで歩いていると、声をかけてくるやつなんていないだろうという目論見なのだが、ほんの少し間を空けるだけで、またナンパしてくるやつがいる。

妹もうんざりしてきたのか、「もう手を握るよ」と言って、僕の手を握ってきた。

傍(はた)から見れば、これでもう立派なアベックに見える。それからは、誰１人として声をかけてくる男はいなくなった。

ようやくちゃんと歩けるようになって、お目当てのラーメン屋さんに。
昨日、ネットで見かけ、ものすごく食べたくなって、妹と行くことに決めた店だった。

味は、見かけ以上、思っていた以上に美味しかった。

帰りは別の店でお持ち帰りの餃子を買い、帰宅してからまた食べた。

妹は明日口が臭わないよう必死で歯を磨き、先ほど寝た。
僕も、そろそろ寝ようかと思う。