本日から会派の行政調査
1日目は、苫小牧市「苫小牧市スポーツのまちづくりについて」
(取り組んだ背景)
スポーツを通じて健康でたくましい心と身体をつくり、豊かで明るい都市を築くことを目的に昭和41年に全国で初めて「スポーツ都市宣言」を行った。以後、多様なスポーツ活動に対応できるように施設の整備充実に力を入れた。
東京オリンピックをはじめ、ラクビーワールドカップなどの開催を契機に、スポーツツーリズムの取組が各地で活性化し、スポーツを始めるきっかけづくりや、大規模なスポーツ大会の開催による地域経済の活性化に、スポーツの力は非常に効果が大きい。スポーツを通じたまちづくりへ。
(目的)
各種スポーツ活動を通じた市民の健康づくりのため、活動拠点となる施設環境を整えることで、健康寿命を延伸し、市民のスポーツ実施率を向上させる
全国・全道大会などの積極的な開催や、各種スポーツ合宿を誘致することでスポーツを通じた地域経済の活性化に寄与する。
(取組の内容と現在の状況)
・スポーツ施設の環境整備(17施設)
・全国・全道スポーツ大会誘致(全道・最大15万円、全国・最大200万円)
・スポーツ合宿誘致(スポーツ合宿補助金)
(条件)本市に宿泊及び施設を使用→1泊1人1,000円補助(最大10万円)※中央競技団体は最大20万円
・誘致セールス活動
苫小牧MICE誘致推進競技会との連携(事務局は観光協会)→関東・関西方面への誘致セールスを開催
(成果)
・スポーツ施設の充実
サッカー場H29-30年度(天然芝1面→人口芝2面)R1年度(人口芝コートへ夜間照明)
庭球場R3-4年度(人口芝8面張替)
矢代スポーツセンターR4年度(人口芝利用者が6,000~7,000→14,000人)
・スポーツ合宿
(課題・今後の取組)
・スポーツ施設の老朽化対策(苫小牧市スポーツ施設整備計画)
今後の人口減少などを踏まえた施設の整備計画及び配置の検討
施設複合化の検討
・中学校部活動の地域移行
各中学校で地域移行説明会を開催
個人スポーツについては令和6年度から地域移行済
団体スポーツは令和10年度までに随時移行予定
地域移行後の支援対策
指導者の確保及び育成
(その他の主な取組)
スポーツ施設の個人利用を無料(中学生以下と70歳以上)
遠征費補助
スポーツマスターの任命(オリンピック等で活躍した方を任命し教室開催)
氷上スポーツ育成事業開催
パラスポーツの推進
青少年スポーツ振興事業(スポーツ少年団等の紹介動画の作成、youtube配信)
(所管)
駅をおりて直ぐに「スポーツ都市宣言のまち」と掲げてあり、市民や来訪者が意識しやすいと思った。宣言では、「市民すべてがスポーツを楽しみましょう。力をあわせてスポーツのできる場をつくりましょう。次世代をになう青少年のため、地域にも職場にもスポーツの機会をつくりましょう。世界に活躍できる市民を広く世界の人と手をつなぎましょう。」と宣言が分かりやすく、それに沿って着実に取り組まれていた。お話の中で、中学校部活動の地域移行では、スポーツクラブで他世代クラブとして大人を巻き込んで一緒にやれたら、部毎に指定校を決めてなど検討中と次のお考えまでお話下さり、スポーツを大切にされていることも大変よく分かった。また、スポーツを始めるきっかけづくりのための活動拠点を整えることが大切という考えは同感であり、本市でも専門の陸上競技場や武道館、サッカー場などない施設もあるので人口推移も考えて整備していくべきと思った。