LCBの時代、到来(1) | 製造業バイヤーの撮影日記

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ひとまずカメラ撮影記にします…。

LCB、という言葉があります。


この3文字の英字は至る所で目にしますね。


調達業界(?)だと、筆頭は、LCCです。


Long Life Coolantじゃないですヨ。


LCC調達、という用語が有名ではないでしょうか。


LCC=Low Cost Countryのことです。


要するに、中国とかASEAN諸国からの調達を推進するコンセプトです。


もっとも、このLow Cost Countryという言い方が、若干差別的だからと思ったからかどうか

わかりませんが、以下のように定義を変えている所もあります。


LCC=Leading Competitive Countries、てな感じで。



で、本題。


LCBとは、Low Cost Buyerの略です。


固定費の高い日本人ではなく、Buyerも中国やASEAN諸国を使いましょう、という動きです。


今までは、製造拠点が国外移転をしてブルーカラーの仕事が減っても、ホワイトカラーの仕事

は安泰、という流れがありました。


しかし、グローバル化がここまで進展すると、国際的に見て非常に高いレベルである

ホワイトカラーについても、これらLCC諸国へのアウトソースが進展していく流れが現実のものと

なっています。



例えば、調達の世界。

今や日本の何倍もの市場である中国。

調達拠点も、中国に移してしまいましょう、ということが現実に起こっています。



とある会社が、海外に買収されました。

その会社の調達機能は、今までの日本ではなく、中国の上海に置かれるようになりました。


その会社のバイヤーはどうなったか?


ほとんどクビになったそうです。


嘘ではない、リアルな話です。


もう、対岸の火事ではありません。



もう少し考えます。


続く。


では、また。