この本はおもしろいですよ
ご一読をお勧めいたします・・・
「これも男の生きる道」
橋本治 著
ちくま文庫
660円
自立とは・・・嫌われることを厭わないことである・・・
以下引用
「大言海」という戦前の偉大な辞書では、・・・中略・・・「下克上」という言葉を、「民主主義のことでしょうか」とせつめいしている。「下の人間が上の人間の言うことに黙って従ってばかりいるのはいいことじゃない、上の人間の言うことを否定する権利を持つのが、民主主義というものだ」
変革されることを嫌う旧態依然の社会は、変革の種になるかもしれない異分子を排除して、自分たちの安泰をはかる。でも、そんなことをしたって、旧態依然の世の中がそうそういつまでも安泰なわけがない。「排除された徳川家康だって天下を取ったんだ。」と考えれば、「自立」というものへの考え方もかなり変わることでしょう。
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