悔しい気持ちをずっと忘れない選手は強くなる。

昔言われた事がある言葉だ。

ゲーム感覚でやったパター勝負で小学生が大学生に負けて悔し涙を流しているのを見て、

こんな事くらいで❓

とも思ったが、同時にこの子は強くなるかもな。

そう思いました。

大人になったその小学生はプロに一発合格し、多方面で活躍している。

初日3アンダーの2位で滑り出したものの、2日目に1バーディー、8ボギー、1ダブルボギーのトータル6オーバーでカットラインには1打及ばず涙を流していた選手がいた。

今まさに決勝最終日を迎えている米国メジャー、KPMG全米女子プロゴルフ選手権の2日目のアテスト後のネリー・コルダ選手だ。

ネリー・コルダといえば、5月まででシーズン6勝と“無双状態”を続けていた言わずと知れた世界ランキング1位の選手。

2021年大会を制した歴代覇者でもある彼女は涙を流して悔しがっていた。

勝利への飽くなき精神なのか。

全然上手くいかなかった自分への不甲斐無さに対しての悔し涙なのか。

どちらにせよこれだけ勝っている世界一の選手でも失敗を繰り返し、自分をコントロール出来ないと負の連鎖に陥る。

それがゴルフというスポーツ。

現在USLPGAの賞金ランキングTOP10に3人の日本人がいる。

全米女子プロでも日本人ざ優勝争いに絡んでいて、スーパープレーの数々も見もの。

でも僕には世界一の選手が失敗して涙を流している姿がなぜか1番印象的に映った。

そんなに悔しいんだ。

常人には理解出来ないほどの思い入れを持つことが出来るから世界のトップなんだろうな。

初めはわざとらしくなっちゃってもいいから悔しがろうと思う。

それがモチベーション維持に繋がると思っています。

写真は全然関係無いけど、大好きなバンクシーの『GOLF SALE』という題名の作品。

中国の天安門で権力に立ち向かった無名の男をモチーフに、戦車をゴルフセールに向かわそうとしています。

何を感じますか😊

色んなことを考えさせられるのがバンクシーの魅力でもあります。

悔しさの貯金