KOYAMA社会保険労務士法人では、毎朝始業前に朝礼を行います。職員それぞれの一日の行動予定を共有し、業務をスムーズに進めることが主な目的です。
そして、それと共に当番の職員が気になった話題を取り上げ、発表する『1分間スピーチ』を行います。
テーマは様々で、労働問題や社会保障に限らず身近に起きた出来事など多岐に渡ります。
●本日のスピーチ担当:村田さん
========================================
最近読んだ本の中に、興味深い内容のまのがありましたのでご紹介します。
『一流の品格を育てる』
著者は老舗一流ホテルである、「ホテルオークラ」の元総支配人 石原 直氏です。
≪以下抜粋≫
マナーとは何でしょう。行儀、作法などいろいろとあるでしょうが、オックフォード辞典によると、way of behaving toward others(他人に対しての振る舞い方)という言葉がでてきます。つまり、大事なことは身だしなみにせよ服装にせよきれいに着飾るかどうかではなく、「周囲の人に不快感を与えない」ということです。
よってカジュアルなコーヒーショップに入るのには特別な服装は求められませんが、格式あるレストランでは「それらしい」服装が必要となるのです。
「それらしい」と、言葉を濁しているのはそれぞれの店によって違うからです。お店の方針とそこを利用する人たちにより、お店は作られていますので、お店のTPOにあわせた服装を心がけてください。
服装に続いて皆さんが気をつかうのがテーブルマナーかと思います。
食事は自分のスタイルで食べるのが一番おいしく感じるはずですから、ナイフとフォークの扱いばかりに気を取られて、味もわからないなんてことがあれば本末転倒。なので、基本的なマナーさえ守っておいしく食べていただければホテル側も嬉しいものです。
「お箸のほうが食べやすい」のであれば、気軽に頼んでみてください。
もちろん、お肉などお箸以外のカトラリーが必要になる料理もありますが、お店に求めればお箸を用意してくれます。
ハイクラスホテルでのテーブルマナーで大切なことは、ドレスコードに同じく相手に不快な思いをさせないこと、です。
よって、ナイフとフォークでカチカチ音を立てたり、スープを音を立ててすすすことはマナー違反とされています。(欧米ではスープは飲むものではなく食べるものという認識のため、すするという行為に違和感を感じます。)
先述のとおり、テーブルマナーとは料理をおいしく食べる、そして一緒にいる相手にもおいしく食べてもらうために、不快な思いをさせない、そのためのルールです。
ですので、ホテルでの食事だけに関わらず、ぜひ日頃から意識してみるとよいでしょう。
最後に、おまけのマナー知識としてひとつお伝えしたいことがあります。
ホテルにとってはすべてがお客様です。よろしければ、お客様としての「気遣い」も持っていただければありがたいです。ホテルにとっても大切にしたいお客様となります。
ホテルにはそれぞれに経営理念や運営コンセプトに基づいた「流儀」があり、その「流儀」にのっとって、個性や差別化を図っています。
ですので、よろしければ各ホテルの「おもてなしのルール」を素直に受け入れ、それを楽しんでみていただけたら。ホテルの個性や違いもわかり、皆様の滞在がよりポジティブに、さらに充実したものになると確信しています。
読み終わった際、一流のサービスを受けるためにはサービスを受ける側である客側のマナーや意識が大切であるという言葉がとても印象に残りました。
また、マナーとはそこへ居合わせる相手方への配慮がなにより大切だということも、忙しい日々の中で忘れないようにしたいと思いました。
========================================
◇起業、各種助成金のご相談は<a href="http://www.koyama-jimusho.com/" class="more" target="_blank">KOYAMA社会保険労務士法人</a>までお気軽にどうぞ。